梅雨入りとなり、雨がなかなか降らないなぁ~と思っておりましたが、
日に日に湿度が増し…
爽やかな長野県のイメージですが、なんの!!
連日の蒸し暑さ!!
雨は日が沈む頃にポツポツ… と降るばかりで、
日中はどんより曇り空。空を見上げるとやっぱり梅雨なのか…と、思わされます。
これから蒸し暑さが続く季節。
暑い季節はできるだけ身軽に過ごしていきたいですよね。
洋服も身の回りも。
そんなときは、持ち歩く荷物は最小限に。
財布と携帯、あとはちょっとしたものが入るサイズの小ぶりなバッグは、
これからの季節は重宝します。
と、いうわけで…
小ぶりなサイズのショルダーバッグのオーダーをいただき製作させていただきました。
普段お使いになられているショルダーバッグよりもひとまわり大きくサイズアップさせて、
長財布の出し入れがスムーズに行えるようなサイズ感という事で、製作させていただきました。
革の雰囲気を生かせるように、見た目は出来るだけシンプルに、
そして、差し色等は入れずに、革色もステッチの色も共色を使って欲しいということで、
ご依頼をいただき製作いたしました。
必要最小限のポケットのみを配置して、
「とにかくシンプルにまとめて欲しい」というお客様のご要望でしたが、
さり気なくエスぺディエンテらしさを表現出来ればと思い、
ポケットの前面部のコーナーにダーツを寄せて、手縫いでクロスステッチを表現しました。
ダーツを寄せて曲線っぽいふくらみを加えることで、
バッグの表情にぷっくりと感じられる要素を、
エスぺディエンテなりのアレンジを加えてみました。
ダーツを寄せた前面のポケットへは、ちょっとした立体物を収納しても、
バッグの表情には影響が出ない、そんな作りになっています。
今回のショルダーバッグは革の程良い柔らかさを生かし、また、感じて頂けるよう、
必要最小限の芯材を使用して仕立ててあります。
久しぶりにワントーンでのバッグを仕立ててみましたが、
革色のバイオレット色の上品な色味と雰囲気を感じていただける仕上がりになりました。
裏地はいつものように、レーヨン素材を使用しておりますが、
今回から、赤色のレーヨン素材を取り入れました。
落ち着いたバイオレット色の革を使用したバッグですが、バッグの内装は鮮やかな赤色。
お客様の程良いこだわり感や、オリジナル感を感じて頂けるのではないかと思います。
インタビュー:エスぺディエンテ かづみ
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