高山 正樹
鞄工房・アトリエ エスペディエンテ代表
6年間程地元の革工房へ務める傍ら、
自身のブランド「ESPEDIENTE」を立ち上げ
活動して来ました。
お客様とのコミュニケーションを大切にした
鞄作りを心がけてています。
革製品を製作するきっかけは?
過去に、自分の財布を落としてしまい、新たに財布を新調しなければいけなくなった時に、あらゆる店舗を見て回りましたが、なかなか気に入ったものがみつからず、ならば、自分で作ってみよう!と思ったのがきっかけ。小さな頃からモノづくりが好きな私は当時、形になっていく様がとてもおもしろかったです。もちろん、それは今も変わらずですが…。
それに加え、案外周りの人からの反響が良かった事にも気を良くした私は、色々作るようになり、そのうち人から頼まれるようになりました。人から頼まれるようになって、今度は自分を全く知らない人の反応はどうだろうと思い、委託販売をするようになりました。
手縫いを中心とした革製品の製作をしながら
一般企業へ会社勤めをしながら、手縫いを中心とした革製品の製作をしながら活動を続けていると、地元の革工房より声をかけて頂き、革製品をつくる趣味から仕事へとなるきっかけをいただきました。
革工房ではミシン縫製を中心に修行をし、仕立て技術を学び、様々な経験をさせていただきました。ミシンを満足に使えていなかった自分が、ここまで成長出来た事は、勤め先の工房のおかげです。
6年間程革工房へ勤める傍ら、自身のブランドESPEDIENTEを立ち上げ活動してきました。
勤め先の工房では、もちろん革工房の製品だけを作らなければなりません。けれど自分は雇われの職人なので、お客様とコミュニケーションをとれれば…と思っておりました。
独立を決意
前職の工房では「ここをもっとこうすれば、絶対にいいのになぁ~」と思いながら製品を作る事がありました。もっとお客様とコミュニケーションをとりたいなぁ。自分が納得できる素材で、自分の技術が詰まった、お客様の声を聞き入れた鞄を生み出したいと求めるようになりました。
自分自身を売りたい。自分の生み出した鞄を広めたい。そして、もっと良い鞄を提供したい。自分の培った技術と、お客様と対話しながら理想とする形を表現していきたく、独立を決意しました。
1973年 | 長野県安曇野市生まれ |
2000年 | 一般企業に勤めながらレザークラフトを趣味で開始 |
2006年 | 地元長野県の革工房にて修業を開始 鞄製作の仕立てを基礎から学ぶ |
2013年 | 独立 鞄のアトリエ「ESPEDIENTE」をオープン |