お客様からの贈り物

職人が作った靴

独立をして、鞄のアトリエをオープンさせてから5か月が経ちます。 もうすぐ半年… もうすぐ1年… もうすぐ3年… と、続けていくことが私たちの目標です。 まずは、もうすぐ半年。 ここまでこれたのはお客様や、周囲の方々が、エスぺディエンテと私たち夫婦を応援して下さったお陰です。 先日、独立する以前からエスぺディエンテの鞄を購入して下さり、応援して下さるお客様が来店されました。 プレゼントしたいものがあるということで、お持ち下さったのが”フェラガモ”の靴。 「一流品を使うことが大事なんだよ~」 と、この靴をくださいました。 頂戴するには申し訳無いですが、正直、嬉しい気持ちも溢れます。 早速、履いてみると”スッ”と足が入り、その瞬間もやはり嬉しかったです。 職人の気持ちが詰まったこの靴。 自分も良いものを作ろう! と、改めて感じました。 いつか… 「職人の気持ちが詰まったものを使いなさい。」と、 エスぺディエンテの鞄を大切な方にプレゼントする日が来るのかな~と、思いながら…。   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

夜のお散歩

古い建物

最近、閉店後の夜のお散歩が日課になっています。 夜の8時前後に出発して、30分~1時間歩きます。 家とアトリエの往復ばかりで運動不足が気になっていましたし、とても良い気分転換になります。 松本の夜は涼しいですし、日焼けの心配も無いし、 昼間の街の風景とはまた違ったものが見えてくるので楽しいです。 もともと私たちは、「古いもの」が大好きで、松本へ引っ越して来る前は、 築70年の古い家で暮らしていました。 だからやっぱり、お散歩していると古い建物は気になります! そのひとつがこの建物。 スナックが並ぶ雑居ビル!? というより、「古い建物」。 昼間は全く人の気配を感じられませんが、 夜になると、「千と千尋の神隠し」みたいに明りがついて、カラオケの音が響き賑わいます。 私たちはお酒を飲まないので、スナックは外から眺めて楽しんでいます(笑) そして、てくてくと松本城へ。 すると… あれ? なんか違う!? 松本城が… カラフルになってます! 何のイベントでこんなライトアップがされていたかは、分かりませんが、 こんな予期せぬ出来事があるので、夜のお散歩は癖になっちゃいます! エスぺディエンテ:かづみ

ショルダーバッグ『クワトロ』

ショルダーバッグクワトロ

バッグをお探しにアトリエへ来店されるお客様のご要望として、両手がフリーになるショルダーバッグを探し求めていらっしゃるお客様が多いように感じます。 そこで、まずは自分の定番として製作してきた、薄型のショルダーバッグ『クワトロ』を製作しました。 このショルダーバッグは、マチの無い薄型のショルダーバッグですが、本体のコーナーにダーツを寄せ、ふくらみをつけてありますので、ショルダーバッグの中に入れる物の容量を、出来るだけ多く入れられるようにデザインしたショルダーバッグです。 薄型ですが、ポケットを多く配置させてありますので、中に入れるものがポケットによって整理することができるショルダーバッグです。 使いやすい大きさというものを考え、ショルダーバッグの幅は長財布が入る幅で、高さはペットボトルが縦に入るサイズ感を基本に、バランスをみたサイズに仕上げてあります。

小ぶりなサイズのショルダーバッグ

ショルダーバッグ

ヨーロピアンシュリンクレザーのバイオレット色を使用した、小ぶりなサイズショルダーバッグです。 お客様が普段お使いになられているショルダーバッグより、ひとまわり大きくして長財布の出し入れがスムーズ行えるようなサイズ感という事で、製作させていただきました。 革の雰囲気を生かせるように、見た目は出来るだけシンプルに、そして、差し色等は入れずに、革色に合わせたステッチでワントーンの配色です。 バッグ前面のポケットのコーナーには、ダーツを寄せ手縫いでクロスステッチを表現してあります。 ダーツを寄せた前面のポケットへは、ちょっとした立体物を収納してもバッグの表情には影響が出ない、そんな作りになっています。 落ち着いたバイオレット色の革を使用したバッグですが、バッグの内装は鮮やかな赤色。さり気なく、お客様のこだわりを演出しています。 ショルダーバッグの製作レポートはコチラから ≫≫

ショルダーバッグ。小ぶりなサイズに仕上げました。

ショルダーバッグ

梅雨入りとなり、雨がなかなか降らないなぁ~と思っておりましたが、 日に日に湿度が増し… 爽やかな長野県のイメージですが、なんの!! 連日の蒸し暑さ!! 雨は日が沈む頃にポツポツ… と降るばかりで、 日中はどんより曇り空。空を見上げるとやっぱり梅雨なのか…と、思わされます。 これから蒸し暑さが続く季節。 暑い季節はできるだけ身軽に過ごしていきたいですよね。 洋服も身の回りも。 そんなときは、持ち歩く荷物は最小限に。 財布と携帯、あとはちょっとしたものが入るサイズの小ぶりなバッグは、 これからの季節は重宝します。 と、いうわけで… 小ぶりなサイズのショルダーバッグのオーダーをいただき製作させていただきました。 普段お使いになられているショルダーバッグよりもひとまわり大きくサイズアップさせて、 長財布の出し入れがスムーズに行えるようなサイズ感という事で、製作させていただきました。 革の雰囲気を生かせるように、見た目は出来るだけシンプルに、 そして、差し色等は入れずに、革色もステッチの色も共色を使って欲しいということで、 ご依頼をいただき製作いたしました。   必要最小限のポケットのみを配置して、 「とにかくシンプルにまとめて欲しい」というお客様のご要望でしたが、 さり気なくエスぺディエンテらしさを表現出来ればと思い、 ポケットの前面部のコーナーにダーツを寄せて、手縫いでクロスステッチを表現しました。 ダーツを寄せて曲線っぽいふくらみを加えることで、 バッグの表情にぷっくりと感じられる要素を、 エスぺディエンテなりのアレンジを加えてみました。 ダーツを寄せた前面のポケットへは、ちょっとした立体物を収納しても、 バッグの表情には影響が出ない、そんな作りになっています。   今回のショルダーバッグは革の程良い柔らかさを生かし、また、感じて頂けるよう、 必要最小限の芯材を使用して仕立ててあります。 久しぶりにワントーンでのバッグを仕立ててみましたが、 革色のバイオレット色の上品な色味と雰囲気を感じていただける仕上がりになりました。 裏地はいつものように、レーヨン素材を使用しておりますが、 今回から、赤色のレーヨン素材を取り入れました。 落ち着いたバイオレット色の革を使用したバッグですが、バッグの内装は鮮やかな赤色。 お客様の程良いこだわり感や、オリジナル感を

漆芸・巣山定一

漆芸・巣山定一 外観

作り手として大先輩の、漆芸・巣山定一さんとの出会いは独立するよりも以前、結婚するよりも以前から。 プライベートでの定一さんはいつも笑顔で、気さくにいろいろなお話をしてくださいます。 けれど、自分の仕事の話になるとそのこだわりは強く、圧倒されます。 いつも会う度に、作り手として学ぶ事が多く刺激をもらいます。 漆芸・巣山定一として妥協はしない。 ひとつ自分に甘くしたら、ひとつごまかしをしたら、 次もいいかなってそれが当たり前になる。 どんなに数が多くても、モノづくりの人間として絶対に、納得のいくモノを作る。 手を抜かずにやっていれば、自然とお客さんを呼んでくれるもの。 そして、オリジナリティーあるものを生み出す。 漆は電力を使わずに「黒目る」。 定一さんのこだわりはもちろん「漆」へも。 漆はお天道様の下で、精製して塗料になる。 「黒目る」際に使うのが、この「フネ」と呼ばれるもの。 では、「黒目る」とは? 定一さんの手黒目についてコチラから≫≫ 我が家で活躍している、定一さんの作品をご紹介します。   「欅造端反大椀」 木目が浮きでた表情と、手触りはとてもなめらか。 手に持つと、欅独特のどっしりとした重厚感が感じられる大椀です。 麺類、丼ぶり、サラダボール、大活躍の大椀です。 「栃泡杢スプーン」 定一さんいわく、「玉子かけご飯がいいんだよ~」と。 カレー、丼物等のご飯ものを食べるの為のスプーンと言っても過言ではない位のスプーン。 泡杢が磨き上げられ、その艶感がとても美しいスプーンです。 スプーン自体はものすごく軽く、その先端はものすごく薄く磨いてあるので、 ご飯を口に運んだ際には、まったく異物感が無くスルッと! ご飯が口の中に! どの作品も、定一さんのこだわりが詰まっております。 漆芸・巣山定一さんのHPはコチラから≫≫   エスぺディエンテ かづみ

A4サイズの中仕切りが付いた、ハンドバッグ。バッグの中が整理しやすいです。

マドレーヌ

最近のお客様のお声で… 「バッグの中が、ごちゃごちゃしっちゃってる~」とか、 「財布がバッグの底にいってしまい、取り出しにくい~」とか、 バッグのデザインが良くても、使いずらくて、お困りの方が多いように思います。 そんな不具合を感じているお客様より、 「バッグの中に、中仕切りのポケットが必要!」というご依頼をいくつか頂いております。   今回のご依頼は、A4サイズが入る大きさのバッグで、 基本のサイズ・デザインとしたのが、店置きにしている『Mトート』。 『Mトート』にアレンジを加え、 中仕切りとバッグの前面にポケットがあり、 しかも、あまりカッチリしていない「ラフな感じ」に仕上げて欲しい。 というご依頼で、製作したバッグです。 革の色もだいぶ迷われましたが、色々な服装に合わせ易い、 黒のシュリンクレザーを選択されました。 黒の革ですのでそのまま仕立てると、 どうしてもビジネス色が強く感じられる印象になるなぁと思い、 「ラフな感じ」というキーワードでありましたし、 そんなイメージになるよう、前面のポケット部分にギャザーを寄せて、 製作させて頂きました。   ギャザーを寄せるにあたって、 ポケットの下の部分(バッグ全体の下の方)にボリューム感を持たせて、 そのギャザーが、ポケットの口元部分(バッグ全体の上の方)に行くにしたがって、 ギャザーが消えてゆく、そんな雰囲気ができないものだろうかと、 まずは前面のポケットの部分だけを、帆布を使って試作してラインをみました。 狙い通りのラインが出るよう、試行錯誤してみました。 革独特のボリューム感がギャザーを寄せた事により、より強調され、 また、ギャザーが立体物をうまくカバーしてくれるので、 前面のポケットの部分に立体物を収納しても、バッグの表情に影響することがありません。 革色は黒ですが、お客様よりご指定いただいたピンク色のステッチの効果もあいまって、 程よく柔らかい印象になったのではないのかな~と思います。 お客様が求めているイメージを形にするという作業は、 とても大変ではあるけれども、面白さでもあります。 ちなみに… ご旅行の際にもお使いになられるということで、 ショルダーベルトもおつけしました。   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

小ぶりのハンドバッグ。カゴバッグの要素を取り入れて製作しました。

『マリー』アレンジバッグ

信州も梅雨入りとなり、梅雨が明ければ… いよいよ夏本番! 夏の間は革のバッグではなく、カゴバッグをお使いになる方も多いと思います。 実際、カゴバッグは網目から透ける感じの素朴な雰囲気が魅力でありながら、 しっかりとした硬質感もあり、なかなか使い勝手も良いものです。   今回オーダーしてくださったお客様は、 普段は山ブドウやアケビ等のカゴバッグを日常使いされている方でした。 カゴバッグは置いた際に手を離しても、 カゴバッグのフォルムを自立したまま保たれておりますので、 お客様は革でお作りする際も、カゴバッグのように自立して、 出来るだけフォルムが崩れにくい、かっちりとしたバッグを好まれていました。 お客様の好みに合わせ、今回は鞄本体に芯材を使用して製作させていただきました。 オーダーいただいたバッグは、エスぺディエンテの定番鞄の『マリー』をベースに、 少しアレンジを加えた、小ぶりのハンドバッグです。 『マリー』のひとつの特徴である、マチの中折れの構造を無くして、 そのままストレートに立ち上がるよう、ご依頼いただいて製作しました。 マチの中折れを無くして、ただストレートにマチを立ち上げただけでは面白くないと思い、 わずかに鞄のフォルムに変形をつけてみました。 しかも、芯材を入れた為、パリッとした印象になり易いこともあり、 鞄のラインで、ホワッとふっくらんで見えるように心掛けててみました。 ステッチはお客様がお選びいただいた、ターコイズ色の糸を掛けてさせていただきました。 (写真ですと少々分かりにくいのですが…)   マチの中折れ構造のフォルムのバッグも素敵ですが、 シンプルではあるものの、なかなかいい表情に仕上がったと思います。 アレンジの元となった、エスぺディエンテの定番鞄『マリー』 『マリー』のページはこちらから≫≫   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

バレーボールのペンケース。形状を出来るだけ生かして製作しました。

バレーボールのペンケース

「自分が納得した素材を使用して、お客様の為に鞄を製作したい。」 そんな姿勢で始めた、鞄のアトリエですが、 時々、「切れ端の革でいいから安く仕立てて欲しい」とか、 お客様自身で素材を持ち込まれて、「鞄を仕立てて欲しい」という依頼があります。 しかし、こちらがお客様の為に責任を持ってお作りする鞄というものは、 切れ端の革で満足のいく鞄が出来上がるのか… お客様が持ち込まれた素材を使って仕立てたものに、自分は保障できるのか… なかなか難しいところもあり、 通常、お客様が持ちこんで頂いた素材でのオーダーはお受けしておりません。   しかし今回、お客様とお話をうかがっていくなかで、 お客様の姿勢に共感し心動かされ、今回は特別にお客様が持ち込まれた素材を使用した、 製品の製作に取り組ませていただきました。   オーダーのご依頼主の方は社会人のバレーボールチームに所属して活動しており、 使わなくなったバレーボールを素材として生かして、 何か記念品として製作できないかというご依頼内容でした。 ご依頼主のチームにかける思いや、仲間をねぎらう気持ちにとても共感でき、 取り組ませていただくこととなりました。 まずはご依頼主様と、どの様なアイテムが良いか色々話し合った結果、 バレーボールの形状を出来るだけ生かした、ペンケースを製作することになりました。 ネットに当たったバレーボールの傷も、仲間との思い出。 ペンケースを製作するにあたり、出来るだけバレーボールの名残が残るような、 そんな仕立て方を色々、模索しました。 私がバレーボールという素材に、加工の工程が増えれば増えるほど、 原型とは離れていくと思い、バレーボールの球体を生かしたパターンを探りながら、 今回のペンケースの製作を進めていきました。 出来るだけバレーボールの形をいじらずに、縫製も出来るだけ控えて、 縫い代も極力控えたかったので、手縫いでクロスステッチの縫製を。 口元にはまず、一度、コバ塗りをしましたが、美しい仕上がりにいかなかったので、 手持ちの革を使用して控えめに、口元をへり巻きしました。   ファスナーのツマミには赤と緑の革を二枚貼り合わせ、 ボールを意識した円形状のツマミを施しました。 赤と緑は、ご依頼主のチームのチームカラーでもありますし、 ボールにも使われている色なので、赤と緑の革を

母の日のプレゼントに、メガネケース。柔らかい手触りで手に馴染みます。

メガネケース

今日は「母の日」。 エスぺディエンテのアトリエは、「母の日」も通常通りの営業をしておりますので、 数日前に、お互いのお母さんにはプレゼントを事前に贈りました。 感謝の気持ちをこめつつ… やはり日々の生活で使用できるのものが良かったので、 我が家のプレゼントは、『月日工房』の中川ひとみさんの器です。 軽くて、シンプルで、使いやすくて、けどちょっとモダンな雰囲気で、大ファンの器です。 中川ひとみさんにはプライベートでもお世話になっており、その人柄も大ファンです。   私たちは器をプレゼントしましたが、有難いことに数あるお店の中から、 エスぺディエンテのものをお母様に贈りたいと、わざわざ訪ねてくださるお客様がいらっしゃいました。 まだまだ、始めて間もない私たちをわざわざ選んでいただいて、ものすごく嬉しいです。 お母様に喜んでもらえるように、 選んで下さったお客様に感謝の気持ちをこめながら製作したのが『メガネケース』です。 ピックスエードを使用しておりますので、柔らかく手にフィットする感触がとても良いです。 ワンポイントにビーズも入れてみました。 お客様のアイディアでお作りした『メガネケース』ですが、 もちろん、これからの季節活躍するサングラスのケースとしてもお使いいただけます。 運転の際にサングラスをお使いになる方も多いと思いますが、 「メガネケースのヒモを車のワイパーレバーにひっかけて、車内で保管しておくのもいいね。」 というアイディアもお客様からいただきました。 それぞれのシーンに合わせて使用できる『メガネケース』であればいいなと思っています。   エスぺディエンテ かづみ      

マネークリップ、イエローパイソンを使用して製作いたしました。

GWが明け、いわゆる「五月病」というものなのでしょうか…?! エスぺディエンテの主人は、少々体調不良のようで、 昨日の定休日は、何か月かぶりに家でおとなしくしておりました。 おかげで今日は、「頑張るぞ~!!」 と、張り切っております。 季節の変わり目は体調崩しやすいですし、 皆様、体調管理にはくれぐれもお気をつけてください。   さて、エスぺディエンテのかづみが、インタビューしながらお伝えしております、 今回は…『マネークリップ』のレポートです。   過去にも、あまり製作をしたことが無い『マネークリップ』、 自分自身も、あまり使ったことが無い『マネークリップ』、 そんな『マネークリップ』の製作依頼がありました。   『マネークリップ』は、お札とカードをスマートに持ち歩く為のものなので、 厚ぼったくならないように、通常の小物と同様、出来るだけスマートに仕上がる様心掛けました。 革の厚みに気をつけて製作しました。 『マネークリップ』の厚みについては、まず、革を薄く漉くことが重要なのですが、 財布としての、機能をしっかり持たせるように、 コシ感のある芯材を使って、薄くても型崩れしにくいように心掛けて製作しました。   使用した表革は定番では扱ってはいませんが、お客様のご希望により、 手持ちにあった、イエローのパイソンを。 内装には、張りコシ感がある、ヨーロピアン型押しカーフを使用しました。 このヨーロピアン型押しカーフは、やはり小物を仕立てるには良い素材ですので、 スマートで型崩れしない雰囲気を作る為、お客様へおすすめさせていただきました。 ヨーロピアン型押しカーフを使用した内装は、 カラフルな印象に仕上げました。 全体の配色については、お客様のご指定でしたが、 こういった色づかいも面白いな~と、刺激を受けながら、 カラフルで、自分も楽しみながら製作させていただきました。 『マネークリップ』を開くと、左側にはカードが3枚入って、 反対側の右側には、お札をホールドするための大きなポケットがあります。 この大きなポケットは、レシートやらを入れる為の、 多目的ポケットとしてもお使い頂けます。   シンプルな『マネークリップ』ですが、表革のパイソンのウロコの表情が立体的で、 個性も出てきて、面白いなと思いました。  

チェーンベルトを使用したショルダーバッグ。フルオーダーにて製作しました。

チェーンベルト ショルダーバッグ

ヨーロピアンシュリンクレザーを本体に、ショルダーベルトにはチェーンベルトを使用したショルダーバッグです。 ショルダーバッグ本体の大きさは長財布と携帯、あとちょっとしたものが入るというサイズ感で、製作させていただきました。 使用する革と配色は、お客様との打ち合わせ重ね選択していただきました。 ショルダーバッグのメインの色は、ヨーロピアンシュリンクレザーの「ホース色」、差し色は「イエロー色」。差し色の配色についてはお任せという事で、私なりに「イエロー」を散りばめてみました。 ショルダーバッグ本体正面には、見た目のアクセントになるよう丸型の「錠前」を配置しました。 ショルダーベルトについては、通常は革で製作するところではありますが、お客様のご希望により、チェーンベルトでの製作をさせていただきました。 チェーンベルトは、肩に掛けた際にチェーンの硬質感で肩にストレスを感じないよう、肩へ馴染み易く、負担を軽減する為に肩に当たる部分だけ、ショルダーベルトのパットの代わりになるものを製作しました。 内装につきましては、オープンポケットを手前側に、ファスナーポケットを奥側にそれぞれ配置してありますので、小ぶりながらも整理しやすい内装になっております。 チェーンベルトのショルダーバッグの製作レポートはこちらから≫≫    

フルオーダーのショルダーバッグ。チェーンベルトを使用して製作しました。

チェーンベルト ショルダーバッグ

本日でGWも最終日。 エスぺディエンテは通常通りの営業でしたが、やはりGWで連休のせいでしょうか、 ご家族連れでのご来店が多いように思いました。 「家族が暮らしている、松本へ遊びに来たので… せっかくだから…」 と、お話してくださる方が多く、 貴重な休日と、貴重なご家族の時間をエスぺディエンテで過ごして下さり、 とても嬉しいGWでした。   今回のエスぺディエンテ、かづみからの製作レポートは、 フルオーダーいただきました、チェーンベルトのショルダーバッグです。 バッグの大きさは長財布と携帯、あとちょっとしたものが入るというサイズ感で、 デートで使うショルダーバッグをコンセプトに、製作させていただきました。 まずは、サイズを感みる為に、型紙を数パターン起こして、 長財布がストレス無く出し入れでき、 けれど小ぶりなバッグにする為の、サイズ感を探りました。   革と配色は、お客様との打ち合わせの際に選択していただきました。 ヨーロピアンシュリンクレザーを使用し、 メインの色は「ホース」、差し色は「イエロー」。 差し色の配色については、お任せという事で「イエロー」を散りばめてみました。 通常、ショルダーベルトについては、革で製作するところではありますが、 お客様のご希望により、チェーンベルトでの製作をさせていただきました。 チェーンベルトは、今まであまり経験が無かったので、 チェーンの大きさや、取り付け方など少し悩みました。 ショルダーバッグ本体正面には、アクセントになるよう「錠前」を配置しました。 この金具の選択も色々悩みました。 かぶせの蓋を本体に止める金具を選択するうえで、セキュリティ性も大事ですが、 バッグの正面にくる金具なので、「ヒネリ」や「差し込み錠」「マグネット」など、 色々な中から見た目を重視して、丸型の「錠前」をつけることにしました。   ファスナーポケットのツマミは、つまみ易さを重視して、少し大き目で製作してあります。 ファスナーの開閉がしやすくなっていると思いますし、 バッグの表情のアクセントにもなっています。   チェーンベルトは、肩に掛けた際にチェーンの硬質感で肩にストレスを感じないよう、 肩へ馴染み易く、負担を軽減する為に肩に当たる部分だけ、 ショルダーベルトのパットの代わりになるものを製作してみました。

フォーマルバッグ。お客様のお声から製作するきっかけをいただきました。

フォーマルバッグ『フォルマーレ』

気がつけば…GWに突入! プレオープン期間も含めエスぺディエンテのアトリエをオープンしてから、 もうすぐ二カ月が経ちます。 アトリエをオープンしてからの最初の一週間は、 オープンの告知を大していなかったですし、アトリエの立地は住宅街。 あえて選んで住宅街にしたのですが、お客様が来てくださるのかなぁ~と、 とても不安な日々もありました。 そんな私たちの心配はありましたが、 有難い事に、私たちのアトリエをめがけてお客様が来てくださいます! 私たちは、嬉しくて嬉しくて、 ついついお客様とのおしゃべりが長くなってしまうのですが、 お客さまとお話する中で、 「カジュアルのバッグもいいけど、フォーマル用のバッグは作れないの?」 「冠婚葬祭に使えるようなバッグは無いの?」 というようなお声を、多数頂いておりました。 以前にも製作した経験があるフォーマルバックですが、 今回、新たにデザインも型紙も起こし直して、 エスぺディエンテの定番アイテムとして製作することにしました。   フォーマルバッグへのご要望。 「市販のフォーマルバッグでは、サイズが小さくて必要なものが入らないの」 というお声を何回か頂ききました。 やはり、女性の方はフォーマルの時の必要品の“ふくさ”や“数珠”以外にも、 ハンカチやティッシュ等、身の回り品も必要になりますので、 コンパクトでありながらも、ある程度の物を収納できて、 しかもバッグからの出し入れのし易いフォーマルバッグ。 そんなご要望にお応えすることを意識しながら… まずは、型紙を新規に起こして、サンプルを製作して、 全体の大きさバランス等を確認しながら、今回のフォーマルバッグができあがりました。 今回のフォーマルバッグの製作にあたり、エスぺディエンテがこだわった点。 使用頻度がそこまで多くないバッグですので、型崩れ等を防ぐ為に、割合しっかりめな芯材を使用して製作しました。 裏地についてはレーヨン素材を使用しております。合成皮革を裏地に使用した場合、長年経つと劣化してベタベタ・ボロボロになってしまう恐れがありますので、裏地にはレーヨン素材を使用しております。 持ち手は劣化を防ぐため、革のみを使用して「積み革」で製作してあります。 口元は、バッグの中味の認識性を上げる為に、マチを二重にして、口元の開きが大きく開く構造です。マチを二重にすることで、蓋

フォーマルバッグ『フォルマーレ』

フォーマルバッグ『フォルマーレ』

ヨーロピアン型押しカーフのブラックを使用して製作した、フォーマルバッグ『フォルマーレ』です。 使用頻度がそこまで多くないフォーマルバッグですが、長く使っていきたいバッグでもありますので、革の経年変化が起きず、しかも汚れや傷に強い革である、ヨーロピアン型押しカーフを選択して製作しました。 このフォーマルバッグ『フォルマーレ』は、見た目よりも軽く、しかも容量も十分に備えております。 フォーマルの時の必要品である“ふくさ”や“数珠”以外にも、ハンカチやティッシュ等、どうしても身の回り品も必要ですので、コンパクトでありながらもある程度の物を収納できて、しかもバッグから中味の出し入れのし易い構造を意識して製作しました。 バッグの中味の認識性を上げる為に、マチを二重にして、口元の開きが大きく開く構造です。マチを二重にすることで、蓋を閉じたときのたたずまいはスマートだけれど、ものを出し入れする際は、二重のマチが蛇腹の効果をして、バッグの中味の認識性を上げ、使い勝手良く仕上げてあります。 裏地についてはレーヨン素材を使用しております。合成皮革を裏地に使用した場合、長年経つと劣化してベタベタしてしまう恐れがありますので、レーヨン素材を使用しております。裏地にはマチを設けたオープンポケットを配置してあります。マチのあるポケットですので、厚みのあるティッシュ、ハンカチや、数珠等も、バッグの中で整理して収納することができます。 フォーマルバッグ『フォルマーレ』の製作レポートはこちらから ≫≫

GW期間の営業時間のお知らせ

トートバッグ『コモ』

明日からいよいよGW! みな様のご予定はお決まりですか? 私たちは、いつも通りで… エスぺディエンテは、GW期間中も通常営業をしております。 オープン時間は9時~19時で、定休日は火曜日とさせていただいております。 普段、なかなか松本までは大変!! というお客様も、 せっかくの連休。 お時間ございましたら、新緑の木々と、まだまだ雪が残る北アルプスを眺めに、 信州松本までいらしてみるのもいかがでしょうか? お待ちしております。   エスぺディエンテ かづみ

パソコンがメンテナンスからようやく戻ってきました

ヨーロピアン型押しカーフ

突然に壊れてしまったパソコンが、ようやく戻ってきました。 メール等の対応に遅れてしまい、ご迷惑をおかけしました。 パソコンを思うように操作できず、頭を抱えることが多かったのですが、 パソコンの無い生活の不便さを、改めて痛感しました。 パソコンのメンテナンス修理は、『穂高パソコンプラザ』さんにお願いしました。 すぐに快く対応してくださって、本当に助かりました。 『穂高パソコンプラザ』さんは、私たちがまだ独立する以前からお世話になっておりまして、 このHPをスタートする前に発信していた、無料ブログの始め方と書き方や、 FBを始める後押しをしてくれたのも、『穂高パソコンプラザ』さんでした。 ブログやFBを始めたいけれど、なかなか良く分からないという方も多いと思います。 『穂高パソコンプラザ』さんでしたら、マンツーマンで、しかもマイペースに教えてくれます。 肩肘張らずに覚えられますので、興味のある方は是非どうぞ。   エスぺディエンテ かづみ

お問い合わせについてのお知らせ

ブログの更新をしようと、いろいろワードで書きためてきたのですが… 突然! パソコンの調子が悪く、ワードもエクセルも使えなくなり、 終いにはメールも出来なくなってしまい、 本日の午後、パソコンをメンテナンスに出すことにしました。 しばらく、パソコンが使えなくなりますので、 お急ぎのご連絡がありましたら、お電話かFAXをいただけると助かります。 ご迷惑をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。 パソコンの環境が復帰しましたら、またお知らせ致します。  

ハンドバッグ『パンプキン』製作レポート

ハンドバッグ『パンプキン』

ESPEDIENTEのかづみが、ハンドバッグ『パンプキン』の試行錯誤についてお伝えいたします。   ESPEDIENTE(エスペディエンテ)のアトリエ本格オープンに合わせて、 何とか新作を出したいと思い、試行錯誤していた“ほうずき”フォルム型のバッグ。 まずは帆布を使って試作のサンプルを作り、 全体の大まかなイメージとバランスを確認しました。 全体的な雰囲気は良かったのですが、 バッグの表情と口元の収まり具合がどうも気に入らず、 試作で作った帆布のサンプルをあれやこれやといじって、悩みました。 まずは、バッグの表情。 せっかくギャザーを寄せたのだから、せっかくだから“ふくっら”させたい。 そこで、東京のバッグ作りに携わる方から教えていただいたパターンをベースに、 もう一度、パターン修正をいたしました。 バッグの口元は、マチがバッグの内側に中折れした雰囲気の方が可愛いと判断して、 内側に中折れし易いように、パターンを修正。 こうして、バッグを製作した結果、 ほうずきフォルムが『パンプキン』に品種改良されました! 丸みのあるフォルムで小振りではあるけれども、 内容量については、ギャザーが寄った分だけ空間が出来て、たっぷりな容量に改良。 500mlのペットボトルも十分に収納できます。 これから、お客様の反応が楽しみです。     エスペディエンテ かづみ

桜の木の下で…

さくら

今日はアトリエをオープンして、初めての定休日。 いろいろな片づけや、買い物をしたいなぁ~、 けれども、製作作業も少し進めたい所もあるし…と考えていたら、 お花見のお誘いをいただきました♪ この数日間、アトリエお向かいのなぎさ幼稚園の桜を眺めながら… 「今年のお花見は、幼稚園の桜を近くで楽しむことだね~」 なんて、話しをしておりましたが、思いがけないお誘いをいただき、 行ってきました! お花見に♪♪ お誘いいただいのは、いつも親しくお世話になっている… 『月日工房』の中川ひとみさんと、古本を扱っている、月影さん。 ひとみさんはシンプルで使い易い器を作られてる、陶芸作家さんで、 ひとみさんのカップを私達も愛用しています。 軽くて、飲む際にカップの口当たりがよくて、ついつい使ってしまいます。 月影さんは、古本の売買を生業としていて、ミステリアスでユーモアな方です。 今年は、あちこちの古本市に出店されるようですので、 興味のある方は、月影さんのブログを見ていただき足を運んでみてください。   お二人とは、近くのスーパーで待ち合わせをして、 それぞれ好みの食材を選び、松本市の城山公園でお花見です。 桜の木の下で、花より団子ならぬ”花より焼き肉”! 平日の昼間のせいか、そこまで混雑していることは無く、温かい陽気の中、 桜を眺めながら、おしゃべりしながら、ゆったりとした時間を過ごし… リフレッシュ!!   エスペディエンテ かづみ