営業時間のお知らせ

アトリエ外観

明日、9月12日は都合により14時からの営業となります。 ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いします。

「コバ」の仕上げ

革素材

革の裁断面部分を「コバ」呼んでいます。 素材としての革から、製品としての鞄となって革が重なりあった革の端も「コバ」と呼んでいます。 出来上がった鞄を全体の雰囲気を見る場合、 「コバ」を意識的に見る方は少数であると思います。 よく見なければわからないような箇所が「コバ」ですし、 いちいちそんなところまで目がいかない箇所が「コバ」ですが、 そんな「コバ」にも、私のこだわりを詰め込んでいます。 細かい部分にも手を抜くことが無いよう心掛けているのは、 わざわざエスぺディエンテにお越しくださった方々や、 オーダーしてくださったお客様に喜んで頂きたいからです。   コバの仕上げには、「へり返し」と「切り目」の仕立ての二通りがあります。 「へり返し」の仕立ては、出来上がりサイズにへり返す部分もプラスして革を裁断します。 革の端を床面(裏面)へ折り、革の断面は内側に入り込み、 コバの表に出てくるのは革の銀面(表面)だけですので、 異素材が表面に出ることなく全体の統一感が生まれます。 「切り目」の仕立ては、革の断面が表に露出していて、 出来上がりの実寸で革は裁断されていますので、 よりシャープなラインを出す事が出来ます。 二重、三重と革が重なり合っている断面の箇所も、 一枚の革として見えるように、革が重なり合っている断面に違和感が無いように、 切り目をした断面を磨きあげ、最後に染料や顔料でコバに色をつけます。 「へり返し」の仕立てもよりも、工程が増えて少々手間のかかる仕上げです。   ひとつもバッグの中にも、「へり返し」と「切り目」の仕立ての両方を織り交ぜながら、 仕立てています。 どちらの仕上げにも、それぞれに良いところがあって、 しかもコバの仕上げは、バッグの表情にかなり影響してきますので、 それぞれを私なりに使い分けて仕立てております。 向かって左にあるショルダーベルトは、「へり返し」の仕立てです。 ショルダーベルトは、様々な方向から負荷がかかる為、 柔軟性を持たせたく「へり返し」の仕立てをしてあります。   向かって右のファスナーのツマミは、「切り目」の仕立てです。 小さなパーツですが、中に革を仕込んで削りながら「肉盛り」をさせて、 コバの仕上げは「切り目」の仕上げをしてあります。 厚みをもたせたツマミの断面を、一枚の革にみえるように磨きあげ、

『セカンドバッグ』

セカンドバッグ

お客様が20年もお使いになったセカンドバッグを元に、ひとまわり大きなサイズで製作した『セカンドバッグ』です。 基本的なデザインは現在お使いになっているセカンドバッグを元に、より使い易いようにアレンジを加えました。 持ち手は1箇所のみでしたが、裏にもうひとつバンドのような持ち手を配置して、セカンドバッグを平らに持つ際に安定感のある持ち歩きが可能になりました。 ファスナーまわりは、以前のセカンドバッグは直付けのデザインでしたが、より出し入れし易く、たっぷり入れられるようにファスナーマチを配置しました。 使いこむほどに色艶が増していくイタリアンタンニンレザーを使用しておりますので、お使いになられる年月と共に経年変化を起こし、より愛着が湧くバッグになるよう、先代のセカンドバッグと同様に長く愛されるバッグになるよう想いながら、製作致しました。

『月日工房』 中川ひとみさんが製作する、シンプルで使いやすい器。

月日工房

中川ひとみさんとの出会いは、ちょうど今回のような夏の展示会だったでしょうか…。 エスぺディエンテ主人の母にプレゼントする為に、 花生けを購入させていただいたのが最初の出会いです。 その後、偶然の出会いを重ね、仲良くさせていただき、 私たちは、ひとみさんの人柄の大ファインになりました。 この春、エスぺディエンテのアトリエをオープンする際にも、 いろいろな方の応援があって今に至るのですが、ひとみさんにも大変お世話になりました。 さて今年も、ひとみさんとの出会いのきっかけとなった、夏の展示会が開催中です! 本日、8月17日~9月23日まで、松本市の中町通りにあります「蔵みーる」にて、 月日工房の『近藤健・中川ひとみ陶展』展示・販売会が行われております。 ひとみさんが作りあげる器は、シンプルでモダンな雰囲気。 だから、和食でも洋食でもどちらにも相性抜群! 私たちも愛用しているひとみさんのコーヒーカップは、軽くて口当たりも良いので、 「つい使ってしまう!」 そんな器のひとつです。 また、ひとみさんのセンスで素敵にディスプレイされた展示会では器達に目移りばかり♪ 「つい買ってしまう!」 そんな、心くすぐる出会いがあるはずです!! 月日工房のサイトはコチラから ≫≫≫ エスぺディエンテ かづみ  

恋人に会いに行く。そんな気持ちで出会う鞄。

ミニトマト

自分が作り上げた鞄は、可愛い。 だから出来上がってから、しばらく鞄を眺める。 まるで鞄は自分の子供のような感覚。 出来上がって、お客様にお渡しする時は嫁にだすような気持ち。 お渡しした後は、少し淋しい。 本日、出来上がった鞄を受け取る為に、 車で1時間半もかけてお客様がお越しになりました。 そのお客様は、「恋人に会いに行くような気持ちで来ました!!」と、 大切に育てたトマトを持ってお越しくださいました。   エスぺディエンテの鞄に出会った瞬間、 お客様は胸のときめきを感じてくれたでしょうか… 恋人である鞄は、予想以上だったでしょうか… お客様と鞄が良い出会いになるよう、もっと頑張ろう! と、嫁に出す度に心の中で思います。   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ

ショルダーリュック『トリプル』

トリプル

ヨーロピアンシュリンクレザーのジンブルー色を使用した、ショルダーリュックです。『トリプル』という名前は、3パターンの持ち方が出来ることから由来しています。背中に背負ったり、ワンショルダーとして肩からさげたり、手からさげてハンドバッグ的にも持つことができるバッグです。 背負ったイメージは コチラ から ≫≫ 今回の『トリプル』では、それぞれのパーツの剣先を丸みのある形にしました。革の柔軟さと、丸みのある剣先で、女性らしいイメージを感じていただける雰囲気です。 『トリプル』のマチは、口元にいくにしたがって幅が広がっていく構造ですので、底のマチは14㎝ですが、口元では16㎝まで開きますので、口元が大きく開き、バッグの中をできるだけ見やすく、出し入れしやすいデザインです。 写真の『トリプル』はまだベルトの穴を開けていませんが、穴はお客様に合わせたサイズで開けますので、バッグをお渡しする際に実際に身につけていただき、その場でちょうどいい長さのところでベルトに穴を開けています。

営業時間のお知らせ

アトリエ

本日8月3日は、都合により18時に閉店とさせていただきますので宜しくお願いいたします。 今夜は「松本ぼんぼん」ですがお祭りには行かず、家族の用事で外出することになりました。 ご迷惑おかけしますが、宜しくお願いします。  

ハンドバッグ『コッコローネ』

コッコローネ

今回の『コッコローネ』は、オーダー主であるお母様がご結婚される娘さんへ、ご結婚のお祝いとしてハンドバッグを贈りたいというご依頼で製作いたしました。 ご家族にとって大切な日のプレゼントに、エスぺディエンテを選んで頂いたお母様の想いに、気持ちが入りました。 使用した革はヨーロピアン型押しカーフのレッド色。ステッチの色はブルーの配色の口金式ハンドバッグです。 口金を使用しておりますので、開口部が広く中味の認識性が高いです。(バッグを開いた際には、口元のサイズがW21.5㎝×D9.5㎝となります) 口金まわりはミシンが入らない為、手縫いで縫製してあります。ミシン縫いと手縫いの要素、両方を盛り込んだハンドバッグです。 小ぶりでコロンッとした可愛いフォルムの『コッコローネ』ですが、正面に錠前を配置してエレガントさもプラスされています。  

お客様からの贈り物

職人が作った靴

独立をして、鞄のアトリエをオープンさせてから5か月が経ちます。 もうすぐ半年… もうすぐ1年… もうすぐ3年… と、続けていくことが私たちの目標です。 まずは、もうすぐ半年。 ここまでこれたのはお客様や、周囲の方々が、エスぺディエンテと私たち夫婦を応援して下さったお陰です。 先日、独立する以前からエスぺディエンテの鞄を購入して下さり、応援して下さるお客様が来店されました。 プレゼントしたいものがあるということで、お持ち下さったのが”フェラガモ”の靴。 「一流品を使うことが大事なんだよ~」 と、この靴をくださいました。 頂戴するには申し訳無いですが、正直、嬉しい気持ちも溢れます。 早速、履いてみると”スッ”と足が入り、その瞬間もやはり嬉しかったです。 職人の気持ちが詰まったこの靴。 自分も良いものを作ろう! と、改めて感じました。 いつか… 「職人の気持ちが詰まったものを使いなさい。」と、 エスぺディエンテの鞄を大切な方にプレゼントする日が来るのかな~と、思いながら…。   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

夜のお散歩

古い建物

最近、閉店後の夜のお散歩が日課になっています。 夜の8時前後に出発して、30分~1時間歩きます。 家とアトリエの往復ばかりで運動不足が気になっていましたし、とても良い気分転換になります。 松本の夜は涼しいですし、日焼けの心配も無いし、 昼間の街の風景とはまた違ったものが見えてくるので楽しいです。 もともと私たちは、「古いもの」が大好きで、松本へ引っ越して来る前は、 築70年の古い家で暮らしていました。 だからやっぱり、お散歩していると古い建物は気になります! そのひとつがこの建物。 スナックが並ぶ雑居ビル!? というより、「古い建物」。 昼間は全く人の気配を感じられませんが、 夜になると、「千と千尋の神隠し」みたいに明りがついて、カラオケの音が響き賑わいます。 私たちはお酒を飲まないので、スナックは外から眺めて楽しんでいます(笑) そして、てくてくと松本城へ。 すると… あれ? なんか違う!? 松本城が… カラフルになってます! 何のイベントでこんなライトアップがされていたかは、分かりませんが、 こんな予期せぬ出来事があるので、夜のお散歩は癖になっちゃいます! エスぺディエンテ:かづみ

ショルダーバッグ『クワトロ』

ショルダーバッグクワトロ

バッグをお探しにアトリエへ来店されるお客様のご要望として、両手がフリーになるショルダーバッグを探し求めていらっしゃるお客様が多いように感じます。 そこで、まずは自分の定番として製作してきた、薄型のショルダーバッグ『クワトロ』を製作しました。 このショルダーバッグは、マチの無い薄型のショルダーバッグですが、本体のコーナーにダーツを寄せ、ふくらみをつけてありますので、ショルダーバッグの中に入れる物の容量を、出来るだけ多く入れられるようにデザインしたショルダーバッグです。 薄型ですが、ポケットを多く配置させてありますので、中に入れるものがポケットによって整理することができるショルダーバッグです。 使いやすい大きさというものを考え、ショルダーバッグの幅は長財布が入る幅で、高さはペットボトルが縦に入るサイズ感を基本に、バランスをみたサイズに仕上げてあります。

小ぶりなサイズのショルダーバッグ

ショルダーバッグ

ヨーロピアンシュリンクレザーのバイオレット色を使用した、小ぶりなサイズショルダーバッグです。 お客様が普段お使いになられているショルダーバッグより、ひとまわり大きくして長財布の出し入れがスムーズ行えるようなサイズ感という事で、製作させていただきました。 革の雰囲気を生かせるように、見た目は出来るだけシンプルに、そして、差し色等は入れずに、革色に合わせたステッチでワントーンの配色です。 バッグ前面のポケットのコーナーには、ダーツを寄せ手縫いでクロスステッチを表現してあります。 ダーツを寄せた前面のポケットへは、ちょっとした立体物を収納してもバッグの表情には影響が出ない、そんな作りになっています。 落ち着いたバイオレット色の革を使用したバッグですが、バッグの内装は鮮やかな赤色。さり気なく、お客様のこだわりを演出しています。 ショルダーバッグの製作レポートはコチラから ≫≫

ショルダーバッグ。小ぶりなサイズに仕上げました。

ショルダーバッグ

梅雨入りとなり、雨がなかなか降らないなぁ~と思っておりましたが、 日に日に湿度が増し… 爽やかな長野県のイメージですが、なんの!! 連日の蒸し暑さ!! 雨は日が沈む頃にポツポツ… と降るばかりで、 日中はどんより曇り空。空を見上げるとやっぱり梅雨なのか…と、思わされます。 これから蒸し暑さが続く季節。 暑い季節はできるだけ身軽に過ごしていきたいですよね。 洋服も身の回りも。 そんなときは、持ち歩く荷物は最小限に。 財布と携帯、あとはちょっとしたものが入るサイズの小ぶりなバッグは、 これからの季節は重宝します。 と、いうわけで… 小ぶりなサイズのショルダーバッグのオーダーをいただき製作させていただきました。 普段お使いになられているショルダーバッグよりもひとまわり大きくサイズアップさせて、 長財布の出し入れがスムーズに行えるようなサイズ感という事で、製作させていただきました。 革の雰囲気を生かせるように、見た目は出来るだけシンプルに、 そして、差し色等は入れずに、革色もステッチの色も共色を使って欲しいということで、 ご依頼をいただき製作いたしました。   必要最小限のポケットのみを配置して、 「とにかくシンプルにまとめて欲しい」というお客様のご要望でしたが、 さり気なくエスぺディエンテらしさを表現出来ればと思い、 ポケットの前面部のコーナーにダーツを寄せて、手縫いでクロスステッチを表現しました。 ダーツを寄せて曲線っぽいふくらみを加えることで、 バッグの表情にぷっくりと感じられる要素を、 エスぺディエンテなりのアレンジを加えてみました。 ダーツを寄せた前面のポケットへは、ちょっとした立体物を収納しても、 バッグの表情には影響が出ない、そんな作りになっています。   今回のショルダーバッグは革の程良い柔らかさを生かし、また、感じて頂けるよう、 必要最小限の芯材を使用して仕立ててあります。 久しぶりにワントーンでのバッグを仕立ててみましたが、 革色のバイオレット色の上品な色味と雰囲気を感じていただける仕上がりになりました。 裏地はいつものように、レーヨン素材を使用しておりますが、 今回から、赤色のレーヨン素材を取り入れました。 落ち着いたバイオレット色の革を使用したバッグですが、バッグの内装は鮮やかな赤色。 お客様の程良いこだわり感や、オリジナル感を

漆芸・巣山定一

漆芸・巣山定一 外観

作り手として大先輩の、漆芸・巣山定一さんとの出会いは独立するよりも以前、結婚するよりも以前から。 プライベートでの定一さんはいつも笑顔で、気さくにいろいろなお話をしてくださいます。 けれど、自分の仕事の話になるとそのこだわりは強く、圧倒されます。 いつも会う度に、作り手として学ぶ事が多く刺激をもらいます。 漆芸・巣山定一として妥協はしない。 ひとつ自分に甘くしたら、ひとつごまかしをしたら、 次もいいかなってそれが当たり前になる。 どんなに数が多くても、モノづくりの人間として絶対に、納得のいくモノを作る。 手を抜かずにやっていれば、自然とお客さんを呼んでくれるもの。 そして、オリジナリティーあるものを生み出す。 漆は電力を使わずに「黒目る」。 定一さんのこだわりはもちろん「漆」へも。 漆はお天道様の下で、精製して塗料になる。 「黒目る」際に使うのが、この「フネ」と呼ばれるもの。 では、「黒目る」とは? 定一さんの手黒目についてコチラから≫≫ 我が家で活躍している、定一さんの作品をご紹介します。   「欅造端反大椀」 木目が浮きでた表情と、手触りはとてもなめらか。 手に持つと、欅独特のどっしりとした重厚感が感じられる大椀です。 麺類、丼ぶり、サラダボール、大活躍の大椀です。 「栃泡杢スプーン」 定一さんいわく、「玉子かけご飯がいいんだよ~」と。 カレー、丼物等のご飯ものを食べるの為のスプーンと言っても過言ではない位のスプーン。 泡杢が磨き上げられ、その艶感がとても美しいスプーンです。 スプーン自体はものすごく軽く、その先端はものすごく薄く磨いてあるので、 ご飯を口に運んだ際には、まったく異物感が無くスルッと! ご飯が口の中に! どの作品も、定一さんのこだわりが詰まっております。 漆芸・巣山定一さんのHPはコチラから≫≫   エスぺディエンテ かづみ

A4サイズの中仕切りが付いた、ハンドバッグ。バッグの中が整理しやすいです。

マドレーヌ

最近のお客様のお声で… 「バッグの中が、ごちゃごちゃしっちゃってる~」とか、 「財布がバッグの底にいってしまい、取り出しにくい~」とか、 バッグのデザインが良くても、使いずらくて、お困りの方が多いように思います。 そんな不具合を感じているお客様より、 「バッグの中に、中仕切りのポケットが必要!」というご依頼をいくつか頂いております。   今回のご依頼は、A4サイズが入る大きさのバッグで、 基本のサイズ・デザインとしたのが、店置きにしている『Mトート』。 『Mトート』にアレンジを加え、 中仕切りとバッグの前面にポケットがあり、 しかも、あまりカッチリしていない「ラフな感じ」に仕上げて欲しい。 というご依頼で、製作したバッグです。 革の色もだいぶ迷われましたが、色々な服装に合わせ易い、 黒のシュリンクレザーを選択されました。 黒の革ですのでそのまま仕立てると、 どうしてもビジネス色が強く感じられる印象になるなぁと思い、 「ラフな感じ」というキーワードでありましたし、 そんなイメージになるよう、前面のポケット部分にギャザーを寄せて、 製作させて頂きました。   ギャザーを寄せるにあたって、 ポケットの下の部分(バッグ全体の下の方)にボリューム感を持たせて、 そのギャザーが、ポケットの口元部分(バッグ全体の上の方)に行くにしたがって、 ギャザーが消えてゆく、そんな雰囲気ができないものだろうかと、 まずは前面のポケットの部分だけを、帆布を使って試作してラインをみました。 狙い通りのラインが出るよう、試行錯誤してみました。 革独特のボリューム感がギャザーを寄せた事により、より強調され、 また、ギャザーが立体物をうまくカバーしてくれるので、 前面のポケットの部分に立体物を収納しても、バッグの表情に影響することがありません。 革色は黒ですが、お客様よりご指定いただいたピンク色のステッチの効果もあいまって、 程よく柔らかい印象になったのではないのかな~と思います。 お客様が求めているイメージを形にするという作業は、 とても大変ではあるけれども、面白さでもあります。 ちなみに… ご旅行の際にもお使いになられるということで、 ショルダーベルトもおつけしました。   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

小ぶりのハンドバッグ。カゴバッグの要素を取り入れて製作しました。

『マリー』アレンジバッグ

信州も梅雨入りとなり、梅雨が明ければ… いよいよ夏本番! 夏の間は革のバッグではなく、カゴバッグをお使いになる方も多いと思います。 実際、カゴバッグは網目から透ける感じの素朴な雰囲気が魅力でありながら、 しっかりとした硬質感もあり、なかなか使い勝手も良いものです。   今回オーダーしてくださったお客様は、 普段は山ブドウやアケビ等のカゴバッグを日常使いされている方でした。 カゴバッグは置いた際に手を離しても、 カゴバッグのフォルムを自立したまま保たれておりますので、 お客様は革でお作りする際も、カゴバッグのように自立して、 出来るだけフォルムが崩れにくい、かっちりとしたバッグを好まれていました。 お客様の好みに合わせ、今回は鞄本体に芯材を使用して製作させていただきました。 オーダーいただいたバッグは、エスぺディエンテの定番鞄の『マリー』をベースに、 少しアレンジを加えた、小ぶりのハンドバッグです。 『マリー』のひとつの特徴である、マチの中折れの構造を無くして、 そのままストレートに立ち上がるよう、ご依頼いただいて製作しました。 マチの中折れを無くして、ただストレートにマチを立ち上げただけでは面白くないと思い、 わずかに鞄のフォルムに変形をつけてみました。 しかも、芯材を入れた為、パリッとした印象になり易いこともあり、 鞄のラインで、ホワッとふっくらんで見えるように心掛けててみました。 ステッチはお客様がお選びいただいた、ターコイズ色の糸を掛けてさせていただきました。 (写真ですと少々分かりにくいのですが…)   マチの中折れ構造のフォルムのバッグも素敵ですが、 シンプルではあるものの、なかなかいい表情に仕上がったと思います。 アレンジの元となった、エスぺディエンテの定番鞄『マリー』 『マリー』のページはこちらから≫≫   インタビュー:エスぺディエンテ かづみ  

バレーボールのペンケース。形状を出来るだけ生かして製作しました。

バレーボールのペンケース

「自分が納得した素材を使用して、お客様の為に鞄を製作したい。」 そんな姿勢で始めた、鞄のアトリエですが、 時々、「切れ端の革でいいから安く仕立てて欲しい」とか、 お客様自身で素材を持ち込まれて、「鞄を仕立てて欲しい」という依頼があります。 しかし、こちらがお客様の為に責任を持ってお作りする鞄というものは、 切れ端の革で満足のいく鞄が出来上がるのか… お客様が持ち込まれた素材を使って仕立てたものに、自分は保障できるのか… なかなか難しいところもあり、 通常、お客様が持ちこんで頂いた素材でのオーダーはお受けしておりません。   しかし今回、お客様とお話をうかがっていくなかで、 お客様の姿勢に共感し心動かされ、今回は特別にお客様が持ち込まれた素材を使用した、 製品の製作に取り組ませていただきました。   オーダーのご依頼主の方は社会人のバレーボールチームに所属して活動しており、 使わなくなったバレーボールを素材として生かして、 何か記念品として製作できないかというご依頼内容でした。 ご依頼主のチームにかける思いや、仲間をねぎらう気持ちにとても共感でき、 取り組ませていただくこととなりました。 まずはご依頼主様と、どの様なアイテムが良いか色々話し合った結果、 バレーボールの形状を出来るだけ生かした、ペンケースを製作することになりました。 ネットに当たったバレーボールの傷も、仲間との思い出。 ペンケースを製作するにあたり、出来るだけバレーボールの名残が残るような、 そんな仕立て方を色々、模索しました。 私がバレーボールという素材に、加工の工程が増えれば増えるほど、 原型とは離れていくと思い、バレーボールの球体を生かしたパターンを探りながら、 今回のペンケースの製作を進めていきました。 出来るだけバレーボールの形をいじらずに、縫製も出来るだけ控えて、 縫い代も極力控えたかったので、手縫いでクロスステッチの縫製を。 口元にはまず、一度、コバ塗りをしましたが、美しい仕上がりにいかなかったので、 手持ちの革を使用して控えめに、口元をへり巻きしました。   ファスナーのツマミには赤と緑の革を二枚貼り合わせ、 ボールを意識した円形状のツマミを施しました。 赤と緑は、ご依頼主のチームのチームカラーでもありますし、 ボールにも使われている色なので、赤と緑の革を

母の日のプレゼントに、メガネケース。柔らかい手触りで手に馴染みます。

メガネケース

今日は「母の日」。 エスぺディエンテのアトリエは、「母の日」も通常通りの営業をしておりますので、 数日前に、お互いのお母さんにはプレゼントを事前に贈りました。 感謝の気持ちをこめつつ… やはり日々の生活で使用できるのものが良かったので、 我が家のプレゼントは、『月日工房』の中川ひとみさんの器です。 軽くて、シンプルで、使いやすくて、けどちょっとモダンな雰囲気で、大ファンの器です。 中川ひとみさんにはプライベートでもお世話になっており、その人柄も大ファンです。   私たちは器をプレゼントしましたが、有難いことに数あるお店の中から、 エスぺディエンテのものをお母様に贈りたいと、わざわざ訪ねてくださるお客様がいらっしゃいました。 まだまだ、始めて間もない私たちをわざわざ選んでいただいて、ものすごく嬉しいです。 お母様に喜んでもらえるように、 選んで下さったお客様に感謝の気持ちをこめながら製作したのが『メガネケース』です。 ピックスエードを使用しておりますので、柔らかく手にフィットする感触がとても良いです。 ワンポイントにビーズも入れてみました。 お客様のアイディアでお作りした『メガネケース』ですが、 もちろん、これからの季節活躍するサングラスのケースとしてもお使いいただけます。 運転の際にサングラスをお使いになる方も多いと思いますが、 「メガネケースのヒモを車のワイパーレバーにひっかけて、車内で保管しておくのもいいね。」 というアイディアもお客様からいただきました。 それぞれのシーンに合わせて使用できる『メガネケース』であればいいなと思っています。   エスぺディエンテ かづみ      

マネークリップ、イエローパイソンを使用して製作いたしました。

GWが明け、いわゆる「五月病」というものなのでしょうか…?! エスぺディエンテの主人は、少々体調不良のようで、 昨日の定休日は、何か月かぶりに家でおとなしくしておりました。 おかげで今日は、「頑張るぞ~!!」 と、張り切っております。 季節の変わり目は体調崩しやすいですし、 皆様、体調管理にはくれぐれもお気をつけてください。   さて、エスぺディエンテのかづみが、インタビューしながらお伝えしております、 今回は…『マネークリップ』のレポートです。   過去にも、あまり製作をしたことが無い『マネークリップ』、 自分自身も、あまり使ったことが無い『マネークリップ』、 そんな『マネークリップ』の製作依頼がありました。   『マネークリップ』は、お札とカードをスマートに持ち歩く為のものなので、 厚ぼったくならないように、通常の小物と同様、出来るだけスマートに仕上がる様心掛けました。 革の厚みに気をつけて製作しました。 『マネークリップ』の厚みについては、まず、革を薄く漉くことが重要なのですが、 財布としての、機能をしっかり持たせるように、 コシ感のある芯材を使って、薄くても型崩れしにくいように心掛けて製作しました。   使用した表革は定番では扱ってはいませんが、お客様のご希望により、 手持ちにあった、イエローのパイソンを。 内装には、張りコシ感がある、ヨーロピアン型押しカーフを使用しました。 このヨーロピアン型押しカーフは、やはり小物を仕立てるには良い素材ですので、 スマートで型崩れしない雰囲気を作る為、お客様へおすすめさせていただきました。 ヨーロピアン型押しカーフを使用した内装は、 カラフルな印象に仕上げました。 全体の配色については、お客様のご指定でしたが、 こういった色づかいも面白いな~と、刺激を受けながら、 カラフルで、自分も楽しみながら製作させていただきました。 『マネークリップ』を開くと、左側にはカードが3枚入って、 反対側の右側には、お札をホールドするための大きなポケットがあります。 この大きなポケットは、レシートやらを入れる為の、 多目的ポケットとしてもお使い頂けます。   シンプルな『マネークリップ』ですが、表革のパイソンのウロコの表情が立体的で、 個性も出てきて、面白いなと思いました。  

チェーンベルトを使用したショルダーバッグ。フルオーダーにて製作しました。

チェーンベルト ショルダーバッグ

ヨーロピアンシュリンクレザーを本体に、ショルダーベルトにはチェーンベルトを使用したショルダーバッグです。 ショルダーバッグ本体の大きさは長財布と携帯、あとちょっとしたものが入るというサイズ感で、製作させていただきました。 使用する革と配色は、お客様との打ち合わせ重ね選択していただきました。 ショルダーバッグのメインの色は、ヨーロピアンシュリンクレザーの「ホース色」、差し色は「イエロー色」。差し色の配色についてはお任せという事で、私なりに「イエロー」を散りばめてみました。 ショルダーバッグ本体正面には、見た目のアクセントになるよう丸型の「錠前」を配置しました。 ショルダーベルトについては、通常は革で製作するところではありますが、お客様のご希望により、チェーンベルトでの製作をさせていただきました。 チェーンベルトは、肩に掛けた際にチェーンの硬質感で肩にストレスを感じないよう、肩へ馴染み易く、負担を軽減する為に肩に当たる部分だけ、ショルダーベルトのパットの代わりになるものを製作しました。 内装につきましては、オープンポケットを手前側に、ファスナーポケットを奥側にそれぞれ配置してありますので、小ぶりながらも整理しやすい内装になっております。 チェーンベルトのショルダーバッグの製作レポートはこちらから≫≫    

フルオーダーのショルダーバッグ。チェーンベルトを使用して製作しました。

チェーンベルト ショルダーバッグ

本日でGWも最終日。 エスぺディエンテは通常通りの営業でしたが、やはりGWで連休のせいでしょうか、 ご家族連れでのご来店が多いように思いました。 「家族が暮らしている、松本へ遊びに来たので… せっかくだから…」 と、お話してくださる方が多く、 貴重な休日と、貴重なご家族の時間をエスぺディエンテで過ごして下さり、 とても嬉しいGWでした。   今回のエスぺディエンテ、かづみからの製作レポートは、 フルオーダーいただきました、チェーンベルトのショルダーバッグです。 バッグの大きさは長財布と携帯、あとちょっとしたものが入るというサイズ感で、 デートで使うショルダーバッグをコンセプトに、製作させていただきました。 まずは、サイズを感みる為に、型紙を数パターン起こして、 長財布がストレス無く出し入れでき、 けれど小ぶりなバッグにする為の、サイズ感を探りました。   革と配色は、お客様との打ち合わせの際に選択していただきました。 ヨーロピアンシュリンクレザーを使用し、 メインの色は「ホース」、差し色は「イエロー」。 差し色の配色については、お任せという事で「イエロー」を散りばめてみました。 通常、ショルダーベルトについては、革で製作するところではありますが、 お客様のご希望により、チェーンベルトでの製作をさせていただきました。 チェーンベルトは、今まであまり経験が無かったので、 チェーンの大きさや、取り付け方など少し悩みました。 ショルダーバッグ本体正面には、アクセントになるよう「錠前」を配置しました。 この金具の選択も色々悩みました。 かぶせの蓋を本体に止める金具を選択するうえで、セキュリティ性も大事ですが、 バッグの正面にくる金具なので、「ヒネリ」や「差し込み錠」「マグネット」など、 色々な中から見た目を重視して、丸型の「錠前」をつけることにしました。   ファスナーポケットのツマミは、つまみ易さを重視して、少し大き目で製作してあります。 ファスナーの開閉がしやすくなっていると思いますし、 バッグの表情のアクセントにもなっています。   チェーンベルトは、肩に掛けた際にチェーンの硬質感で肩にストレスを感じないよう、 肩へ馴染み易く、負担を軽減する為に肩に当たる部分だけ、 ショルダーベルトのパットの代わりになるものを製作してみました。