気に入って下さったバッグを、もう一つ。使い易くサイズアップさせたフルオーダーでのご依頼です。

朝晩は冷えますので暖房を使いますが、 日中は本当にポカポカ陽気。窓を開けて陽射しが入りちょうど良い陽気。 10月末となり、秋も折り返し。 このポカポカ陽気が残りわずかと感じると、何だかもったいなくて、 昨日は、洗濯機を2回まわし大物を洗い、本日もお洗濯してしまいました~。 2回のお洗濯つながりとはちょっとニュアンスは違いますが、 色も形も同じ見た目のバッグを、 2回めとなる2個めのオーダーご依頼を頂きました。 以前に、『ビジネスバッグ』と『バッグインバッグ』を お作りさせて頂いたお客様より、もうひとつお願いします! と、エスペディエンテにとって嬉しいご依頼でしたが、 見た目が同じバッグで宜しいのですか? と、ちょっとビックリもしました。 先にお作りさせて頂いた、フルオーダーの 『ビジネスバッグ』『バッグインバッグ』ブログ記事はコチラ ≫≫≫ お作りさせて頂いた『バッグインバッグ』は、 お使いになってみると、バッグインバッグに留まらず、 とっても気に入って下さって、いつも身に着けていらっしゃるくらいに、 メインのショルダーバッグとして、活躍してるそうです。 ただ、サイズが… 当初、収納する予定では無かった、 厚手のハンカチやティッシュも収納すると、容量も見た目もパンパンな状況に。 あともう少し大きければ、ハンカチやティッシュを収納してもゆとりがあるのに。 でも、バッグインバッグだったからな…と、 いつも感じながらお使いになられていたそうです。 というわけで、 バッグの高さサイズはそのままに、 横幅のサイズをアップさせた 『ショルダーバッグ』の製作フルオーダーにて、 ご依頼を頂きました。 横幅をサイズアップさせますが、 革色・糸色・裏地のお色は全く同じでという事で。 見た目のデザインにつきましては、 本当に気に入って下さっていらっしゃるのだな~と、 嬉しい事ですが感心してしまいました。 新たな『ショルダーバッグ』の全体サイズのバランスにつきまして、 現在お客様がお使いなられている『バッグインバッグ』と エスペディエンテのワンショルダーバッグ『オペレッタ』を サイズの参考にしました。 ショルダーバッグインバッグ『オペレッタ』のブログ記事はコチラ ≫≫≫ まずは、サイズアップさせた仕上がりサイズをご確認頂く為に、 実寸大サンプルを作りました。 サイズ感は良かったのですが、
エスペディエンテは秋休みとして連休いたします。リフレッシュして戻って参ります!

暑かった9月から、10月に入った途端に駆け足で秋がやってきました。 急に肌寒くなり、強制的に秋冬モードです。 昨晩からストーブをつけました。 あったかくて快適でした~。 急なお知らせとなってしまいましたが、 エスペディエンテは秋休みを頂きます。 2023年10月10日(火) ~ 10月12日(木) 連休いたします。 10月13日(金)より通常営業しております。 リフレッシュして、戻ってきて参りますので、 どうぞ宜しくお願い申し上げます。
革製品のストレスを解消させるオーダー製作のご依頼に取り組んでおります。

9月の中旬となり、日の出が遅くなってきてはおりますが、 過ごしやすい気温の爽やかな朝で秋の気配を感じる信州松本です。 でもまだ、朝のお散歩を復活させることができず、ちょっと自己嫌悪です。 さて、エスペディエンテに革製品のオーダーご依頼を頂けるきっかけのひとつに、 「ストレスを感じている事を解消して欲しい」と、 ご相談頂きながらお打ち合わせをスタートすることもございます。 例えば、「お財布」や「名刺入れ」の場合、 専用の収納アイテムにも関わらず、 収納したお札や名刺の角が折れてしまうことが気になっていて、 そのストレスを解消できることをずっと探していました。とか。 「バッグ」の場合、バッグに収納できる分だけたくさん収納すると、 収納物とマチが接触して、バッグのマチがふくれて変形してしまい、 結果、バッグの型崩れが気になります。と。 ストレスの原因は、どれも「マチ」が邪魔だったのです。 中に折れている「マチ」を外に折れるようにすれば、 ストレスを解消することができます。 言葉にしたら簡単ですが、「外に折れるマチ」を可能にすることは、 なかなか大変でした。 だから、世の中にそこまで多くないのかなと感じました。 マチが外側に折れるとマチが外側に避けるので、 収納物とマチが接触することが無くなります。 マチとの接触が無くなり邪魔しないということは、 内寸サイズギリギリまで収納できるようになります。 お札や名刺の場合、外に折れたマチと接触しないので、 折れたりして傷むことがありません。 お札の角が折れない!外折れマチの『ラウンドファスナー財布』 ブログ記事は コチラ≫≫≫ 外側にマチが折れたバッグも、同じようにマチが外側に避けるので、 ちょっと多めに収納物を入れてバッグのマチと接触して膨らみそうでも、 もともと外に折れているので、マチの変形の心配をすることなく、 お使い頂けます。 「外折れマチ」のフォーマルバッグのブログ記事は コチラ≫≫≫ ストレスを感じることが多かったマチが中に折れる構造ですが、 お客様目線ではなく、設計・製作側からみるととても理にかなっておりました。 マチが中に折れれば、基準となる裁断面が外側にきます。 その場合、パーツ数は最低限でシンプルな構造で済みますし、 難しく考えなくて済みます。 作るうえではイメージし易いです。
お色違いのお揃い革製品。オーダーご依頼にてお作りさせて頂きました。

お盆期間に入りましたが、エスペディエンテは通常通り営業しております。 セミが鳴く声を聴きながらの、製作の日々です。 振り返ると… 今年の前半は、お色違いのお揃いアイテムのご依頼がいくつかございました。 お揃いでふたつもご注文下さった事もですが、 リピートして下さったことが本当に嬉しいです! 綺麗な革色のお揃いオーダーご依頼エピソードを2件振り返りますが、 どちらのご依頼主様も、リピートでのご依頼でした。 エスペディエンテのアイテムを増やしたいと、必要として下さる事は、 ご満足頂けなければ、増やしたいとは思われないでしょうから…。 嬉しく、励みになりますし、もっと喜んで頂きたい! もっと良い革製品をお届けしよう!という、原動力となります。 『三つマチショルダーバッグ』 こちらのショルダーバッグは、 昨年、フルオーダーにて黒とグレーの革色でお作りさせて頂いたバッグでして、 今年は、夏のバッグとして、 ホワイトとエメラルドの革色でお作りさせて頂きました。 季節に合わせて革色を変えて、 このショルダーバッグを使い分けて下さるというお客様。 使いやすく、毎日使っております!と、おっしゃって下さいました。 B5サイズのファイルが余裕で収納できるので、重宝しております! と、お使いになる日々のスタイルをお伝え下さいました。 『三つマチショルダーバッグ』製作エピソードのブログ記事は コチラ≫≫≫ 外折れマチ『名刺入れ』 こちらの『名刺入れ』は、綺麗なお色が好きなご夫妻からのご依頼でして、 メタリックピンク×メタリックブロンズと、 同じツートーンカラーで少しずつ配色を変えて、 お揃いでお作りさせて頂きました。 旦那様は、糸のお色をブルーに。 奥様は、糸のお色をワインに。 マチの革色をお二人の中で変化をつけて、 エスペディエンテのロゴもシルバーとゴールドに変えております。 外折れマチ『名刺入れ』製作エピソードのブログ記事は コチラ≫≫≫ マチが二層式の『名刺入れ』もご好評頂いておりますブログ記事は コチラ≫≫≫
ビジネストートバッグ『Mトート』をオーダーご依頼頂きました。普遍的なバッグです。

暑い夏が続いております。 午後になると、恐らく体温よりも熱くなっているアスファルトがヤバイです。 体の上半分は、ぬるーい風を感じ(でも、まだ体温よりは高くなく)、 体の下半分は、熱々のアスファルトにジリジリと熱さられます。 そんな状況ですから、出来る限り外出は控えて黙々と製作を進めております。 ビジネストートバッグ『Mトート』を、 お作りさせて頂きました。 ご自分が欲しいと思うバッグのイメージがあり、 それを叶える為に探し求め、 エスペディエンテを見つけて下さったお客様からのご依頼でした。 革色カーキに、金具はゴールドの組み合わせです。 ご依頼下さったお客様は、 底鋲があって、 持ち手が倒せることができて、 そのバッグをオーダーできるお店を探されていて、 エスペディエンテを見つけて下さいました。 そして、そのご希望に『Mトート』がピッタリでした。 ビジネス用のバッグですので、四角いフォルムは無駄が無くて良いのですが、 ただ四角いバッグではなく表情をプラスさせて、 マチのラインを「くびれ」させております。 このマチの「くびれ」 言われなければ認識できない位の表情ですが、狙って表現をしております。 型紙上での話をすると、曲線ラインと曲線ラインの組み合わせです。 内縫いバッグの、直線と曲線の話。 直線のラインと直線のラインを内縫い合わせたら凹むし、 曲線のラインと曲線のラインをやり過ぎるとふくらみ過ぎる。 これまでの型紙の経験値が頭の中でデーターベースとなり、 ここまでやるとやり過ぎるな~といった、やり取りを頭の中で考え、 型紙上で型紙のラインを選択していきました。 ちなみに、底は直線と曲線の組み合わせ。 出来上がりのお渡しは… ご遠方にお住まいのお客様でしたので、 ご自宅へお送りさせて頂きました。 お会い出来ずのお渡しでしたので、 出来上がりの反応はどんなかなぁ… と思っておりましたら、 写真付きのメッセージを頂き、とってもお似合いで雰囲気が合っていて、 良かった~。と、にんまりです。 「とても可愛くて、明日から使うのが楽しみです。」と、お言葉を頂き、 可愛いと感じて下さった事は、意外でしたが、 ご自分好みを色々お選びになられて、 出来上がるまでのプロセスも含めると、 ただのバッグじゃくて、 ご自分
松本民芸館と茶懐石昇月へ。美しい職人仕事を体感して参りました。

先日の定休日は、お休み日としてお出かけして参りました。 まず、訪れましたのは以前から気になっておりました、 松本市里山辺にございます、 松本民芸館 へ。 行こうと思えば、いつでも行ける距離なのですが、 なかなか、きっかけが無く、ようやく訪れることができました。 訪れての感想は、 美術館でも博物館でもない、もっと親しみを感じられる展示と空間でした。 展示物を拝見すると、使い易さだけではなく美しさも考える職人の手仕事と、 その意匠を汲み取り選択してお使いになる、使い手の姿。 どちらの目線からもイメージすることができて、楽しめました。 とんかつ【たくま】のデザインもありました。 懐かしいな…。 ご主人、元気にしているかな…と。 様々な土地・時代背景の展示品が、「用の美」として展示されております。 その後は、安曇野市穂高有明にございます 茶懐石 昇月 さんへ。 7月は七夕の献立ということで、 短冊形の器。笹の葉に天の川の星達に見立てた金箔。蛍の光とも感じます。 美しい盛り付けのお料理。 ここまでは、私たちでも理解が出来ましたが、 もうひとつの趣向は、 水を連想させることで感じる「夏の涼」。 暑いけれど、見た目からも涼しさを感じてもらえるようにという、 もてなしの、お料理・器・空間。 お料理や器の由来を解きながら頂くのですが、 発見や知らないことを知ること。気づきの連続です。 でも、自分達だけでは理解が足りず、 昇月のご主人と奥様にご説明を頂き、ようやく理解できること。 知らなかった事を、知ることができることが多いです。 (思いも寄らない)見るだけでは分からない、手間暇を惜しまないお仕事。 このようなお話のやり取りが、とても興味深く、 昇月さんでの楽しみでもあります。 翌日の営業日、 エスペディエンテに、二人の若い男性がご来店下さいました。 「革のバッグを探しています」と、おっしゃっておりましたが、 革が身近にあるわけではなく、 漠然と革製品が良いな。と、感じているようでした。 革に興味を持って下さったことは、チャンス! と思い、 私たちが昇月さんで感じている知る楽しさを、感じて頂きたく、 いつ
デザインステッチとなる、飛び石ステッチを施した『レザーリュック』の製作の振り返り。

エスペディエンテへの初めてのオーダーご依頼では、 確実で仕上がりが想像できる範囲でのご依頼が多いですが、 リピーター様として、バッグやお財布のオーダーご依頼を重ねられたお客様は、 より素直なお気持ちと、ワクワク感をもってオーダーを頂きます。 良い意味での「ワガママ」をおっしゃって頂ける関係性と、 お客様のご期待と信頼を感じられる事は、喜びであります。 リピーターのお客様よりオーダーご依頼頂きましたエピソードとして、 デザインステッチとなる飛び石ステッチをプラスした 『レザーリュック』の製作ご依頼を頂きました。 お作りさせて頂く『レザーリュック』「デザインステッチ」と ご依頼下さったお客様のお人柄雰囲気をマッチさせる。 それを可能にするやり方パターンが色々ある中で、どれを選択するのか。 それを考え導き、手を動かします。 お客様の雰囲気をイメージしながら、クラフト感を感じさせない。 遊び心と、何処か漂うエレガントさを意識した、 飛び石ステッチの間隔を導き出しました。 本製作に入るまえに、まずは事前にステッチの間隔を変えて、 4パターンの飛び石ステッチを試しました。 見え方のバランスによって印象が全く変わり、 今回の『レザーリュック』に一番相応しい飛び石ステッチとして 向かって左から2番目のステッチを選択しました。 ステッチの間隔が決まったので、 お客様にご確認頂く為のパーツサンプルを作りました。 イメージは共有できているつもりではおりますが、 リアルで視覚的にご確認頂くことで、 ご提案とお客様のイメージの相違を出来る限り無くしたいのです。 お客様にこのサンプルご確認頂きましたら… わーーーー!! もう、この段階で素敵!!! 私共のご提案と、お客様のご意向がマッチできたリアクションを頂きました! 第一発目のサンプルで、イメージ通りとご納得頂けるように、実は散々考えます。 考えに考え抜いた一発目のご提案が一番気合が入りますし、 製作に向かう流れがストップしないように、 一発目のサンプルでご納得頂きたい気持ちも、正直あります。 お客様のご確認を頂けましたので次は、本製作の為の型紙を作ります。 この飛び石ステッチは、全て型紙があります。 偶然性のような自然なステッチの表現を意識した、 計画性のあるステッチです。 &nbs
エスペディエンテは10周年を迎え、入り口テントが新しくなりました!

実は… エスペディエンテは今年、10周年を迎えました。 10周年にして、ようやく開業当初からやりたかった、 入口テントの張替えができました! 革の仕入れや、機材のメンテナンス等を、優先していて、 後回しにしてしまっていたテントの張替え。 長い時間がかかりました笑 ご相談させて頂き、施工をお願いしたのは、 ティーズ・デザイン さんです。 ↑ ↑ ↑ ティーズ・デザインの轟さんには、 エスペディエンテのパンフレットを作って頂いたり、 ご自身のお財布をお作りさせて頂いたりと、 いつもお世話になっている方です。 雑談をしながら、こちらの想いを伝え易いですし、 視野が狭くなっている私たちが気が付いていなかった事を、 視野の広い目線でご提案をして下さるので、 なるほどね~ と、うなるばかりです。 なるほどね~ のひとつは、看板。 テントと共に、看板も新しくなりました。 看板のデザインについて、テントの色パープルと同じ色にして、 共通性を持たせましょうと、ご提案頂きました。 そこまで考えが及ばず、なるほどね~ の瞬間でした。 以前のテントだった頃は、近くまでたどり着きましたが、 お店の場所が何処だか分かりませんでした~と、 迷子のお電話をよく頂いておりました。 新しいテントになりましたら、そのようなお電話は無くなり、 お店として、以前より認識し易くなったと感じております。 逆に、常連のお客様の反応は… と言いますと、 相談を重ねてよく練りましたので、新しいテントは見事に馴染んで、 新しくなったことに気が付かれ無い方の方が多く、 反応が薄いな~ という寂しさも少しありますが笑 綺麗になり違和感の無い仕上がりに、大満足でございます! ありがとうございました。 気持ち新たに、お客様のご来店をお待ちしております!
『ラウンドファスナー長財布』お客様の個性豊かな仕上がりです。共通の特徴は外折れマチ構造。収納したお札の角が折れないお財布です。

本日はGW連休最終日。 連休期間も通常営業しておりましたが、 普段なかなかお会い出来なかった ご遠方のお客様がご来店下さり、連休気分を感じておりました。 今年は、通常業務のオーダー革製品の製作以外にも、 店舗の一部をリニューアルさせて頂きまして、 その為のお打ち合わせや、書類づくりもあり、 あっという間に5月を迎えた気持ちです。 2023年に入ってから、 『ラウンドファスナー長財布』を色々お作りさせて頂いたな~と思い、 まとめてみました。 どのお財布も基本構造は、、、 内装のマチが外に折れることによって、 収納したお札の角がお財布のマチと接触することなく お札の角が折れない長財布です。 『外折れマチのラウンドファスナー長財布』を、 お客様それぞれのお好み、お使いになるスタイルに合わせて、 個性豊かな仕上がりにて、お作りさせて頂きました。 『外折れマチのラウンドファスナー長財布』過去の製作事例 ブログ記事は コチラ≫≫≫
ハンドバッグ『コッコローネ』記念日の贈り物プレゼントとしてお作りさせて頂きました。

春のお彼岸を迎え、松本市の桜も開花間近となって参りました。 花粉症と共に、季節の移ろいをしっかり感じております。 この冬は、ご来店やお問い合わせが例年よりも少なく、 世の中どうしてしまったのか、と不安に思う位に静かでした。 不安と危機感の冬でしたが、 春に移り変わると共に、ようやくお客様が動きだしたと実感しております。 先月から段々とバタバタとさせて頂きまして、 不安を感じる時間さえ無くなって参りました。 有難いです。 ここ最近のお客様の動向として、記念日の贈り物として、 オーダーメイドの革製品を贈りたいです。 という、ご依頼を頂くことが多くなって参りました。 贈られる方は、最初は戸惑いながらも、選ぶことを楽しんで下さっております。 出来上がっている革製品を購入して頂く店ではありませんので、 革からお選び頂く。 という、初めての経験をされるお客様は、 最初は少し受け入れずらく、壁があったりもしますが、 色々お話させて頂き、出来上がりを想像しながら、悩んで、 だんだんと前のめりになって、お好みをお伝え下さいます。 この3つのパターンの『コッコローネ』も同じように、 贈り物としてご依頼頂き、贈られた方、または贈る方が、 悩んでお選びになったものを、エスペディエンテが形にさせて頂きました。 成人を迎えるお若い女性から、 私たちの両親と同じ世代の女性まで、 贈られた方の年齢層の幅は広く、 年齢を問わず愛されるバッグとなり嬉しく思います。 ハンドバッグ『コッコローネ』雰囲気を変えてのブログ記事は コチラ≫≫≫
『内縫いペンケース』考察。 鞄職人:高山正樹

内縫いのペンケース。 パターンはいたってシンプルですが、 一部変わった縫い方をする事で 独特なフォルムが現れる ちょっとかわいらしいペンケースです。 ただ、この変わった縫い方が災いして、 修理がしずらいのが難点です。 なのでこの所、製作することを控えていました。 久々に製作しましたが、 この個性あるやさしい表情は、 好きな形でもあります。 作り手である以上、 修理を見据えたものづくりを心掛けたいので、 新たなパターンを模索して参りたいと思います。
『L字ファスナー長財布』ご自分用に。贈り物用に。革色の組み合わせは色々に。オーダーご依頼頂きました。

グレージュ好き! レザーアイテムは、 全て、グレージュで統一されているお客様より、 ご依頼頂いたことがきっかけでお作りさせて頂いた『L字ファスナー長財布』です。 この『L字ファスナー長財布』は 3番サイズのファスナーを使用しております為、 お財布の厚みは薄い仕上がりに。 そして、 L字ファスナーなので、中が見易いことが一番の特徴です。 ファスナーのサイズは3番を使い、 マチが細めですので、お財布の容量を保つ為に、 出来るだけお財布自体の厚みを抑え、 芯材は一切使用しておりません。 革なりの柔軟性が生きて、手触りも良いし、 その方が使いやすいのかなと感じております。 中にカードを収納された際には、 そのカード達が芯材の役割を果たし、型崩れすることなく。 また、お財布の中にカード等が収納されることで、 良い具合にお財布にハリが出ます。 カード入れは 6枚×2(両側)=12枚分と、 多目的ポケットがございます。 そして、 「内縫い」の仕上げですので、 最後には、必ず「ひっくり返す」工程がありますので、 革の柔らかさを残す必要がありました。 マチが無いけれど、内縫いがマチの役割となり、 想像以上に収納力があるんです。 そして、こちらは… 退職される方への贈り物を… というご依頼でした。 どんなアイテムにしましょうか? …と、お打ち合わせさせて頂きましたが、 これまで、 ご一緒にお仕事を過ごされている中で、 自然に、じんわりと… 贈られたらきっと喜ばれる、そんなアイテムが見えているご様子でした。 お財布が良いと思うんです。と、お気持ちを伺い、 余りに仰々しい長財布よりも、 スッキリしているのに、意外と収納性も高い! 『L字ファスナー財布』をお勧めさせて頂きました。 お客様より、 お渡しされた際の反応と、新たなスタート共に、 このお財布をお使いになられるそうです! …と、お知らせ頂き嬉しい限りです。 以前から… エスペディエンテをご利用下さるお客様より、 お母様の還暦の記念に、お財布を贈りたいんです! …と、事前にご相談を兼ねてご来店下さってのご依頼でした。 事前のお打ち合わせですと、 お母様のお財布は割とふくれているので、 たっぷり容量のお財布が良いと思うんです。
『レザーリュック』革色いろいろ。お好きな革色をお選び頂きパターンオーダーにて、お作りさせて頂きました。

2月も後半戦となり… 先週は大雪でしたが、本日は雨模様です。 陽射しも明るくなってきたし、日が長くなってきたように思います。 暖かくなったら、どこかへお出かけしたいな~と、 お出かけスケジュールを妄想旅行するのも楽しいです。 すでにお出かけの予定がありますので、その日に間に合わせて欲しい。 というご依頼もありますし、今度の週末東京に行く予定なので、 それに合わせてバッグを受け取りに来ましたと、 東京へのお出かけがバッグのデビュー日になるお話を伺い、 そんなシチュエーションを想像するだけで、私たちも気持ちが上がってきます。 そんな風に、バッグにまつわるお話をお客様から色々お伺いします。 普段はハンドバックをメインに使いますし、 所有しているバッグのラインナップもハンドバッグがメイン。 でも、『リュック』はひとつ持っておきたいし、 探しているんです~ と、おっしゃるお客様は多いです。 ひとつは『リュック』を。 それは私たちもお勧めします。 商品化にはならなかったパターンのリュックではありますが… 我が家でもリュックをひとつ愛用しております。 歩くシーンが多い旅行の際には、 背中で背負う形の『リュック』は本当に楽です! 楽なのに、、、 レザーリュックならば、 お洒落してのお出かけコーディネートにも相応しく、 恥ずかしくないし、楽してる感も無い! …そんな『リュック』が欲しいです。 というお声から、製作のきっかけを頂きました。 メインの開口部は、かぶせ蓋になっておりまして、 ヒネリの金具で開閉いたします。 内装の口元すぐには、マグネットを配置しております。 このマグネットをちゃんと留めておくことで、 『リュック』のフォルムは保たれます。 かぶせ蓋の頂点には、スライド式のハンドルを配置しておりますので、 手提げで持った際も、全体の雰囲気を壊さない、 良いスタイルでお使い頂けます。 両肩に掛けるショルダーは、美錠を配置しておりますので、 長さを調節することができます。 サイズ感につきましては、ちょうどA4サイズが納まるサイズ感で、 なかなか使い易い大きさで仕上がったと感じております。
フルオーダーの『ショルダーバッグ』スワローマチの構造に挑戦させて頂きました。

新年の営業がスタートしてからおよそ1週間。 穏やかに製作の日々を過ごしております。 昨年の10月頃から12月まで長期戦で取り組ませて頂いた フルオーダーの『ショルダーバッグ』。 今の自分では生み出せない。そんな気がします。 穏やかなメンタルとは正反対で、 当時、とても追い込まれておりました。 追い込まれていたからこそ、生み出すことが出来たバッグです。 製作エピソードを振り返りました。 さみしさ。 出来上がると、一番はその感情。 作り終えて、必要な型紙減っていく。 芯材やパーツの革も、仕立てていくと形となり 作業机から減っていく。 ↑ ↑ ↑ 本番製作中のひとコマです。 本番だから、正確に。 カットも縫い代も、とにかく全て正確に進めていくことに専念する。 ↑ ↑ ↑ お客様にご確認頂いた実寸大サンプルです。 方向性が見えてきた。 パターンも見えて、形にしたときに不具合と壁にぶち当たる。 アウトラインができたけれど、裏地をどうやって組み込むのか、 どうやってまとめ上げるのか、探りながら色々な方法を試す。 試しながら方法パターンを決めていく。 ↑ ↑ ↑ とりあえず光が見えてきた。 ちょうど真ん中のサンプルが、 これにいきたい!…と、目標として見えてきた。 目標が見えてきたら、 形にする型紙へ落とし込む為に解き明かす。 まだお客様にお見せできる段階ではありませんが、 ここへいくには、 どこでパターンを切るのかどこまで縫うのか。 それを探る。 それが見えてきて… ようやく次の段階へ。 ↑ ↑ ↑ 全く構造も作り方もサイズ感も見えていない状況のサンプル とにかく手を動かし、目標を探る段階。 でも全然みつからない… 苦しい段階。 この長期戦のフルオーダー『ショルダーバッグ』 スタートとなるお打ち合わせは、 お客様のご希望イメージを画像やお持ちのバッグから伺い、 それを具現化する苦しさはございましたが、 お客様もご一緒に向き合って下さり、 お電話やメッセージのやり取りを重ねました。 『ショルダーバッグ』の構造として、 外縫いで仕上げたエスペディエンテの 『ミニバッグ』を内縫いで仕上げ、 内装の構造も同じように3つのマチと、 手前のマチに仕切りを配置することをご希望されておりました。 『ミニバッグ』の製作エピソ
年末年始のお休みのおしらせ

例年と比べると比較的暖かい感じがする12月。 遠くの北アルプスの山々は、雪化粧で美しいけれど寒いのは苦手です。 年内に仕上げなければならないご依頼品が多数ございますので、 黙々と製作に向かっております。 数日前から本日も、フルオーダーの『ショルダーバッグ』の 製作に取り掛かっております。 お打ち合わせを重ね、実寸大サンプルをご確認頂き、 ようやく本製作という状況です。 出来上がりましたら、改めてご案内いたします。 今までにない構造のバッグですので、苦戦してますし、 確認しながら進めておりますので、時間もかなり費やしており、 その分出来上がりも楽しみです。 さて、年末年始のお休みのおしらせです。 2022年12月31日(土) ~ 2023年1月3日(火) エスペディエンテはこの期間、お休みとさせて頂きます。 年明け2023年1月4日(水)はいつも通り、9時から営業しております。 どうぞ、宜しくお願いいたします。 冬の街歩きにお勧め!『リュック』 両手がフリーになるし、たくさん歩いても疲れにくい! 『リュック』のブログ記事はコチラ ≫≫
ツートーンのハンドバッグ『マリー』バイオレット×ジンブルー

先日の嬉しかった出来事です。 数カ月前までは、松本で暮らしていらっしゃいましたが、 現在は、東京にお住まいのお客様が、わざわざご来店下さったことです。 それも、お作りさせて頂いたバッグと共に! エスペディエンテをオープン当初から定番アイテムとしていた、 ハンドバッグ『マリー』の製作ご依頼を頂いておりましたが、 出来上がる頃には、すでに東京へ引っ越されておりました。 ですので、発送にてお渡しとなりまして、お会い出来ずにおりました。 お手元にお届け出来てから、ご連絡のやりとりはございませんでした。 「便りの無いのは良い便り」 と、『マリー』の写真をみる度に心の中で唱えておりました。 そのお客様が、『マリー』と共に、 サプライズでご来店下さったのです! 貴重なご旅行の時間を使って、わざわざ。 そのお気持ちが本当に嬉しかったですし、 自分たちが言うのも何ですが、とってもお似合いでした。 笑顔でお越し下さったお客様のご様子にホッと一安心でした。 その日のお客様は、バッグの差し色として選ばれたブルーを、 ファッションテーマカラーとされていて、とてもお似合いで、 バッグも馴染んでいて、お客様のご配慮が本当に嬉しかったです。 オーダーのお打ち合わせの際には、 最初からお客様は、ハンドバッグ『マリー』を。と、 事前にいろいろご検討されて、決めていらっしゃいました。 そして、 ワントーンよりもツートーン! 革色バイオレットにブルー系の差し色。 お色の組み合わせも、すでに心に描かれておりました。 見た目にプラスして、ポケットにつきましても、 外装の正面のポケットには、パスケースを。 内装のポケットには、スマホを収納したいとお伝え下さり、 お客様の持ち物に合わせて、ポケットのサイズを微調整させて頂きました。 エスペディエンテ的こだわりは… バッグのボディ、マチの下膨れ具合を狙って出してます。 意識的に表現してますが、自然な感じの膨らみとして、 感じられたらイイなぁ…。 ワントーンのハンドバッグ『マリー』ブログ記事はコチラ ≫≫
2連休のおしらせ

秋が深まってきて、リンゴが美味しい季節となって参りました! 長野ではリンゴの季節が来ると、誰かしらからか、 いわゆる「はねだし」「自家用」のリンゴを頂くことが多くなり、 毎朝、食べ比べが楽しい季節です。有難いです! さてさて、来週のエスペディエンテは 定休日を含めて2連休を頂きます。 2022年11月15日(火) ~ 11月16日(水) 2連休させて頂きます。 11月17日(木) からは、通常通り営業しております。 ご不便お掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。 年末年始のお休みにつきましては、また改めてお知らせ致します。 すでに来年の製作ご依頼も詰まってきておりまして、 有難さと緊張感です。 一日一日をしっかりと、じっくりと取り組んで参りたいです。
『レザーペンケース』パターンも革も色々。ご自分用にも、プレゼント用にも、ご依頼頂いております。

急に肌寒くなり、昨晩からストーブをつけてしまいました…。 今月、10月は後半戦に忙しくなる気配ですので、 気持ちがゆっくりできるのが今のうち! …と、思って、 先日の定休日は、丸々1日お休みさせて頂きました。 ふと、写真を振り返ってみてみると、意外と色々なパターンで、 『ペンケース』をお作りさせて頂いたな~と、感じまして、 今回、こちらにまとめてみました。 先に『ビジネスバッグ』をお作りさせて頂きました、 お客様よりご依頼の『オーバル型ペンケース』。 ペン以外にも、印鑑や修正テープ等の、ちょっとかさばるアイテムも ひと通り収納できて、ファスナーで開いて中がしっかり認識できる構造をご希望されておりました。 革素材は、『ビジネスバッグ』と同じブッテーロの黒を使用しております。 『ビジネスバッグ』製作ブログ記事は コチラ≫≫≫ 同じ革素材、ブッテーロの黒を使用したスッキリフォルムの 『三角ペンケース』はこんな雰囲気。 『オーバル型ペンケース』と同じ様に、 差し色はブルーで明るい爽やかさを演出です。 バッグとお揃いというと… ブライドルレザーを使用した『ペンシース』もお作りさせて頂いておりました。 1本差しですので、頻繁にお使いになるペンを。 または、1本バッグの中にペンを入れておけば、もしもの時に安心。 どんな風にお使い頂くは、お客様次第です♪ ブライドルレザー『ビジネスバッグ』製作ブログ記事は コチラ≫≫≫ 「何か革製品の贈り物を」と、 旦那様への贈り物を探されていたお客様からのご依頼、 『ラウンドファスナーペンケース』です。 書くことを大切にされていた旦那様は、ペンケースをお選びになりました。 ペン、消しゴム、定規を、どのように収納してお使いになられるか…。 お話しながら、あれやこれやとシミュレーションをして、 それぞれの定位置と共に、 ペンケースのデザイン・構造を旦那様と共に導き出しました。 別の製作事例『ラウンドファスナーペンケース』のブログ記事は コチラ≫≫≫ そして、最後はカラフルな『内縫いペンケース』です。 妹から、ペンケースがボロボロになっちゃったから、 新しいのが欲しい‼︎ …という連絡があり、お作りいたしました。 思い起こすと、、、 妹のペ
お札の角が折れない!外折れマチ構造の長財布。フルオーダーでの製作ご依頼を頂きました。

朝晩が過ごしやすくなってきたな~と、感じていると、 ようやく気が付く、コオロギの声。 たまーに聞こえるセミの声に、まだ夏を感じられてホッとしたり。 夏と秋が入り混じった、ちょっとお得な季節でしょうか?! 見た目と構造をそれぞれに取り合わせた、お財布の製作ご依頼を頂きました。 見た目と雰囲気は今のお財布気に入っているんですが、 収納スペースの幅が一万円札ギリギリのサイズで、 収納したお札の角が折れてしまう事が、気になっているんです! …と、現在お使いになられているお財布のストレスを エスペディエンテにお伝え下さいました。 お財布の見た目は、現在お使いになられているかぶせ蓋タイプの長財布に。 内装の構造は、お札の角が折れない外折れマチ構造と、 縦入れのカード入れを取り入れた、フルオーダーでの製作となりました。 ご依頼下さったお客様は【構造的な部分が一番の肝】 と、おっしゃっておりましたし、 型紙起こしからのスタートするフルオーダーですので、 まずは、実寸大サンプルを作り、構造と使用感をお客様にご確認頂きました。 サンプルをご確認頂くことで、お使いになる動作をリアルに想定でき、 追加のリクエストも頂きました。 追加と修正を加え、ようやく本製作です。 今回、お客様がご希望された革素材は、ヌメ革! エスペディエンテを起業してから、 実は初めて! 内装も外装も全てヌメ革のお財布です。 ヌメ革はデリケートな革素材なので、扱いにはとても気をつかいました。 また、ヌメ革を使用した革製品は、クラフト感強い印象になりますが、 無骨さも良い味わいですが、美しさを感じられる様に心掛けました。 【収納したお札の角が折れない‼︎ 外折れマチ構造の長財布】 問い合わせを頂くことも多く、 皆さま興味をもって下さっているんだなぁ〜と感じております。 お札の角が折れない長財布のブログ記事は コチラ≫≫≫ そして、また新たなパターンの外折れマチ構造の長財布の出来上がりです。 外折れマチにプラスされたのは、 縦入れカード入れと、かぶせ蓋が組み合わさりました。 今後も、新たな機能・構造が加わったお財布の製作ご依頼が多数ございます。 製作に向かう度に、頭を悩ませる案件ばかりですが、 ご期待と挑戦させて頂ける機会を頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
ブライドルレザーを使用した『メンズビジネスバッグ』お作りさせて頂きました。

8月です。しっかり暑いです。 籠る仕事ですが、日中はエアコンを効かせ、 ますます籠って鞄製作に取り組んでおります。 8月もいつも通り、営業しております。 エスペディエンテの休業日は、定休日の火曜日のみです。 お盆休みの期間を使って…と、 ご検討中のお客様、お待ちしております。 ブライドルレザーを使用しての 『メンズビジネスバッグ』の製作ご依頼を頂きました。 製作のお打ち合わせのスタートは、迫力のある鞄が欲しい。というお言葉から。 お客様のこんな感じが好きですね。…という鞄のイメージ画像をお持ち頂いて、 好まれる見た目の印象を伝えて頂きました。 お打ち合わせには、常にご家族皆様でお越し下さり、 ご家族と私たちと、全員でやり取りを重ねて バッグのデザイン構造を導き出しました。 当初は、かぶせタイプのブリーフケースをご希望されておりましたが、 使い勝手やスタイルを考えると、 天ファスナータイプが宜しいかとご案内させて頂き、 ご一緒にいらした奥様もそちらが宜しいと、ご主人様と共にお話ししながら… バッグの方向性が決まって参りました。 『メンズビジネスバッグ』の外ポケットには、 お財布・スマホといった頻繁に出し入れするものを収納されたいということで、 立体物を入れても型崩れの心配なく、しかも出し入れし易さを考えると、 外ポケットにはマチをつけることに。 マチ付きの外ポケットにつきましては、一番悩みました。 より良い方法を考え、それをまずは実寸大サンプルに落とし込むわけですが、 それにすごく悩みました。 実寸大サンプルでは仕上がりの使用感・サイズ感をご確認頂きますが、 それによって片側のみ配置予定だった外ポケットは、両側に配置することに。 両側に配置することで、当然ですがバッグの重量感のバランスが良くなります。 でもそれも、実寸大サンプルを作ることで、よりリアルに感じられ、 確信を持ってお客様は選択することができました。 実寸大サンプルを作る事は、ひと手間ではありますが、 ご依頼主のお客様も、作る側の私たちも、 よりリアルにイメージができて、不安案件が減り、 迷い無く選択できますし、迷い無く製作に取り組むことが出来ます。 外ポケットのマチについて今回採用しましたのは、 ポケットの底がラウンドするやり方。 底を膨らませた分だけ、立体物を外ポケットに入れても バッグの表面に収納物
ブライドルレザーを使用した、オーダー革製品。革小物・バッグとお作りさせて頂きました。

エスペディエンテでは、昨年より取り扱いを始めました「ブライドルレザー」。 まだまだ、 ブライドルレザーを仕立てる経験値が足りない状況で、 現在は素材を知る段階。 素材の性質を感じながら、 狙った仕上がりに コントロールできるよう、向き合っております。 模索しながらも、ブライドルレザーを使用したご依頼品、 いくつかお作りさせて頂きました。 ほぼ日手帳用『手帳カバー』 ほぼ日手帳を配置するお部屋と、 付箋紙、シール、ノートを収納するファスナーのお部屋。 …そんな、両側ダブル構造のほぼ日手帳用『手帳カバー』です。 ファスナーのお部屋は、 ファスナーテープ分の厚みがマチになって、 厚みのあるものや、厚みに変化があるものを収納しても、 手帳カバーの変形が気になる事無くお使い頂けますし、 ファスナーでの開閉ですので 細かなアイテムを収納して持ち歩いても落ちる心配もありません。 ゼロからスタートする、フルオーダーのご依頼でしたので、 本製作へ取り組む前に、実寸大サンプルを作り、お客様にご確認頂きました。 サンプルへ実際に収納してみると、使用感がリアルになり、 お客様よりプラスアルファのリクエストも頂き、 型紙の修正を加えて、本製作へと取り組みました。 外折れマチ構造でお札の角が折れない 『ラウンドファスナー財布』 【お札の角が折れない長財布】 …を探されていて、 ご遠方より、ご家族でご来店下さり、 ご夫妻でお財布をご依頼下さいました。 この『ラウンドファスナー財布』は、ご主人様の為のお財布です。 お札の角が折れない! 外折れマチの『ラウンドファスナー財布』のブログ記事は コチラ≫≫≫ 内装構造が外折れマチの構造ですので、 収納したお札の角がマチと接触して、 お札の角が折れてしまう… そんなストレスを無くしたお財布です。 外装も内装もハードタイプの革を使用しておりますので、 硬く重厚な印象のお財布に仕上がりました。 『ビジネストートバッグ』 大きめサイズで、お仕事にもちょっとラフな時にもお使い頂けて、 自立するバッグとして、ご依頼頂きました。 ハードタイプの革ですので、内縫いは出来ず、外縫いで仕上げるのですが、 トートバッグとして、革のしなやかさを感じられるように心掛けました。 革をたっぷりと使用したサイズ感と、 ブライドル