先日の定休日は、お休み日としてお出かけして参りました。
まず、訪れましたのは以前から気になっておりました、
松本市里山辺にございます、
松本民芸館 へ。
行こうと思えば、いつでも行ける距離なのですが、
なかなか、きっかけが無く、ようやく訪れることができました。
訪れての感想は、
美術館でも博物館でもない、もっと親しみを感じられる展示と空間でした。
展示物を拝見すると、使い易さだけではなく美しさも考える職人の手仕事と、
その意匠を汲み取り選択してお使いになる、使い手の姿。
どちらの目線からもイメージすることができて、楽しめました。
とんかつ【たくま】のデザインもありました。
懐かしいな…。 ご主人、元気にしているかな…と。
様々な土地・時代背景の展示品が、「用の美」として展示されております。
その後は、安曇野市穂高有明にございます
茶懐石 昇月 さんへ。
7月は七夕の献立ということで、
短冊形の器。笹の葉に天の川の星達に見立てた金箔。蛍の光とも感じます。
美しい盛り付けのお料理。
ここまでは、私たちでも理解が出来ましたが、
もうひとつの趣向は、
水を連想させることで感じる「夏の涼」。
暑いけれど、見た目からも涼しさを感じてもらえるようにという、
もてなしの、お料理・器・空間。
お料理や器の由来を解きながら頂くのですが、
発見や知らないことを知ること。気づきの連続です。
でも、自分達だけでは理解が足りず、
昇月のご主人と奥様にご説明を頂き、ようやく理解できること。
知らなかった事を、知ることができることが多いです。
(思いも寄らない)見るだけでは分からない、手間暇を惜しまないお仕事。
このようなお話のやり取りが、とても興味深く、
昇月さんでの楽しみでもあります。
翌日の営業日、
エスペディエンテに、二人の若い男性がご来店下さいました。
「革のバッグを探しています」と、おっしゃっておりましたが、
革が身近にあるわけではなく、
漠然と革製品が良いな。と、感じているようでした。
革に興味を持って下さったことは、チャンス! と思い、
私たちが昇月さんで感じている知る楽しさを、感じて頂きたく、
いつも以上に、あれこれと革と革製品づくりについてお話してしまいました。
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