先日の定休日は、お休み日としてお出かけして参りました。
まず、訪れましたのは以前から気になっておりました、
松本市里山辺にございます、
松本民芸館 へ。
行こうと思えば、いつでも行ける距離なのですが、
なかなか、きっかけが無く、ようやく訪れることができました。
訪れての感想は、
美術館でも博物館でもない、もっと親しみを感じられる展示と空間でした。
展示物を拝見すると、使い易さだけではなく美しさも考える職人の手仕事と、
その意匠を汲み取り選択してお使いになる、使い手の姿。
どちらの目線からもイメージすることができて、楽しめました。
とんかつ【たくま】のデザインもありました。
懐かしいな…。 ご主人、元気にしているかな…と。
様々な土地・時代背景の展示品が、「用の美」として展示されております。
その後は、安曇野市穂高有明にございます
茶懐石 昇月 さんへ。
![<img src=”example.png” alt=”茶懐石昇月”/>](https://www.e-kawabag.com/wp-content/uploads/2023/07/茶懐石昇月 八寸 七夕.jpg)
七夕の短冊形の器と笹の葉
7月は七夕の献立ということで、
短冊形の器。笹の葉に天の川の星達に見立てた金箔。蛍の光とも感じます。
美しい盛り付けのお料理。
ここまでは、私たちでも理解が出来ましたが、
もうひとつの趣向は、
水を連想させることで感じる「夏の涼」。
暑いけれど、見た目からも涼しさを感じてもらえるようにという、
もてなしの、お料理・器・空間。
![<img src=”example.png” alt=”茶懐石昇月”/>](https://www.e-kawabag.com/wp-content/uploads/2023/07/茶懐石昇月 胡麻豆腐.jpg)
水面を連想される水色の絵付けの器に浮かぶモミジの葉
![<img src=”example.png” alt=”茶懐石昇月”/>](https://www.e-kawabag.com/wp-content/uploads/2023/07/茶懐石昇月 鮎.jpg)
水桶をモチーフとした大きな器に炭火焼きの鮎
![<img src=”example.png” alt=”蒔絵の汁椀”/>](https://www.e-kawabag.com/wp-content/uploads/2023/07/茶懐石昇月 椀 水車蒔絵 上から.jpg)
水車蒔絵の椀 新作の椀との事
![<img src=”example.png” alt=”蒔絵の汁椀”/>](https://www.e-kawabag.com/wp-content/uploads/2023/07/茶懐石昇月 椀 水車蒔絵 横から.jpg)
輪島の塗師屋さんのご兄弟による蒔絵との事
お料理や器の由来を解きながら頂くのですが、
発見や知らないことを知ること。気づきの連続です。
でも、自分達だけでは理解が足りず、
昇月のご主人と奥様にご説明を頂き、ようやく理解できること。
知らなかった事を、知ることができることが多いです。
(思いも寄らない)見るだけでは分からない、手間暇を惜しまないお仕事。
このようなお話のやり取りが、とても興味深く、
昇月さんでの楽しみでもあります。
翌日の営業日、
エスペディエンテに、二人の若い男性がご来店下さいました。
「革のバッグを探しています」と、おっしゃっておりましたが、
革が身近にあるわけではなく、
漠然と革製品が良いな。と、感じているようでした。
革に興味を持って下さったことは、チャンス! と思い、
私たちが昇月さんで感じている知る楽しさを、感じて頂きたく、
いつも以上に、あれこれと革と革製品づくりについてお話してしまいました。
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