ハンドバッグ『マリー』製作レポート

オーダーを頂いていた、ハンドバッグ『マリー』が完成いたしました。

ヨーロピアンシュリンクレザーのバイオレット色をベースに、

ジンブルー色の差し色でお作りさせていただきました。

ハンドバッグ『マリー』

エスペディエンテの主人に、今回のハンドバッグ『マリー』の製作について尋ねると…

主人いわく…

今回、製作にあたって気をつけたのは、鞄に表情つけること。

厚みのあるヨーロピアンシュリンクレザーを使用して、

鞄にボリューム感を持たせる為に、

鞄に対して“ふくらみ”をどうやって表現するか、そこを悩みました。

 

鞄に表情をつけるという作業は、パターンの取り方で随分表情が変わってくると思います。

この“パターンの取り方”これは、自分の力では無く、

東京でご活躍されている、革のバッグ作りに携わっている方にご指導頂いて、

やっと自分が実現することができました。

東京でご活躍されているこの方は、

鞄に表情をつける入り口までを本当に丁寧に教えて下さり、

入口から先の応用については、

自分の今までの経験の中で、自分が理想とする表情をどうやって表現できるのか、

自分なりに解釈して作りあげてきました。

ハンドバッグ マリー

結果、今回のハンドバッグ『マリー』の製作の時にも、

型紙を一新して製作いたしました。

まだ、完璧とまではいかないですが、以前の『マリー』に比べると、

随分表情が出たと思います。

 

頭で考えるだけでは、なかなか上手くいかないことが多く、

実践でないとなかなか習得できない所が多いけれども、

東京で革のバッグを作り活躍されている方に出会ったことで、

とても大きな刺激になり、自分も成長することが出来ました。

これからも、今後の鞄製作に活かしていきたいと思っています。

 

 

エスペディエンテ かづみ

 

 

 

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