お客様からの贈り物

独立をして、鞄のアトリエをオープンさせてから5か月が経ちます。
もうすぐ半年… もうすぐ1年… もうすぐ3年… と、続けていくことが私たちの目標です。
まずは、もうすぐ半年。
ここまでこれたのはお客様や、周囲の方々が、エスぺディエンテと私たち夫婦を応援して下さったお陰です。

先日、独立する以前からエスぺディエンテの鞄を購入して下さり、応援して下さるお客様が来店されました。

プレゼントしたいものがあるということで、お持ち下さったのが”フェラガモ”の靴。

職人が作った靴

「一流品を使うことが大事なんだよ~」 と、この靴をくださいました。

頂戴するには申し訳無いですが、正直、嬉しい気持ちも溢れます。

早速、履いてみると”スッ”と足が入り、その瞬間もやはり嬉しかったです。

職人の気持ちが詰まったこの靴。

自分も良いものを作ろう! と、改めて感じました。
いつか…

「職人の気持ちが詰まったものを使いなさい。」と、

エスぺディエンテの鞄を大切な方にプレゼントする日が来るのかな~と、思いながら…。

 

インタビュー:エスぺディエンテ かづみ

 

Posted in インフォメーション, 鞄職人の日々
One comment on “お客様からの贈り物
  1. ogawa hisao より:

    高山さま 昨日は取材ありがとうございました。                下記取材原稿の件ご確認の上、メールにてご返送願います。宜しくお願いします。            
    革工房 アトリエ エスぺディエンテ 
    アトリエリポート
         この世界にはいったきっかけ  
     自分の財布を落としたのがきっかけで、この道に進んだ高山さん。
    気にいった財布を探しに、百貨店や店舗に回ったものの気にいったものがなく、
    松本市内で革製品を扱っている店を知って、そこで小銭入れのキットをつくったのが
    きっかけ。趣味の範囲で作った財布が、友人から財布を作って欲しい話で評判になった。
    それから松本市内で革の手作り品を扱う店舗に委託して販売した商品が売れるたびに、喜びを感じる日が続き、より良いものを作るには、他の革製品をつくる人たちの作品とどう違い差を出せるか、またまったく知らない人たちが自分の商品をどう評価しているのかが気になって、市販のカバンをばらして、組合せや構造などを調べてカバンづくりに挑戦しはじめた。
     
              出会いを通じて職人時代
    委託販売をしている店舗より「お客様から、誰れがこの商品を作ったか教えて欲しい」と連絡が入る。その方がその後7年間に渡り、高山さんにカバンづくりに関して指導を頂いた工房のオーナーと出会う。オーナーの方も高齢ということもあり、かねがね誰かに自分の技術を含め継承したい旨もあり、工房へ弟子入りした。
     弟子入りした工房では、職人として一からカバンづくりに没頭した。特に二次元から
    立体化することの難しさ、プロの世界、趣味で自分が制作したときとは違い、お客様が望んでいることを具現化してことにこだわりをもって日々精進した。
     そんな中お客様が望んでいることを直に感じてこそ、お客様の理想のモノになるのでないか、お客様と会話をしながら、オリジナルあるカバンを仕上げていきたい・・そんな欲求が芽生えはじめた。

              独立への一歩から現在へ 
    「好きなことを仕事にする」。雇われの職人の身。ただどうしても工房で商品づくりのみに
    没頭するより、一歩進んでお客様から直接ダイレクトに商品づくりをしたい気持ちが上回ってきた。もちろん職人として「守られる生活」からその道を捨てて、一歩踏み出すには
    勇気も必要だったが、思いは膨らむ一方で、「やらないで後悔するより、やって後悔した方が良い」と、当時おつきあいをしていた現在の奥様の言葉に後押しされて独立の道を歩み始めた。あれから丸3年・・長いようで短かった。

     「お客様の声の大切さ」:素材・フォルム(デザイン)・ステッチ・何回の打ち合わせを重ねながら最終的に出来上がったものをお渡しするが、その時のお客様の喜んで頂いた笑顔がなによりも、自信につながっているとのこと。「大切なのは、お渡ししてお客様が
    その商品をつかって初めて色々な不具合が発生します。より使い勝手の良い商品にするには、便利で、またお客様の気分も上がる商品をつくるには、課題もたくさん頂きます。」

               お客様の笑顔に支えられて
    かつてオーダー品で依頼の中には、「ゴルフバック」「乗用車のシート」「ランチョンマット」
    「ランドーリーボックス」など様々なご要望があり、その要望に努力はしても答えられないことも多いと言います。最大クオリテイーを保ちずつ、期間(納期の制約)・価格帯・設備的な面などで、作れないと心苦しいときもありますが、精神誠意頑張りたいとおっしゃる高山さん。商品づくりを通じて人と人が出会い、それを使命と感じていらっしゃいます。
     また商品づくりで大切に思っていることは、「フォルムが崩れにくく、しかも軽い」の
    バランスが大切ともおしゃいます。素材選びにも妥協なく、日頃よりアンテナをはっているとのこと。
    最後に商品を「生み出す苦労があって、お客様の喜んでくれたその表情がいつまでも忘れられない」・・・。また使命として今後は、自分の養ってきた経験を誰かに継承していきたいとも。
     とても印象に残ったのが、店舗の入り口ドア取手が革でさりげなく覆われているとこに高山さんのこだわりを感じました。

              
    以上 内容確認をお願いします。  林友 企画室 小川

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