『三つ折り財布』
オーダー種類 | パターンオーダー・フルオーダー |
使用皮革 | アリゾナ・ドイツシュリンク・シュリー |
9月に入ると肌寒い雨の日が続き…
ちょっとリズムが崩れておりましたが、
昨日から久しぶりに晴れて、
ちょっと暑いね~! …が、
逆に心地よいです。
空は秋の雲。
カラッとした爽やかな風を感じます。
先月の8月は、3パターンの『三つ折り財布』の
製作に取り組ませて頂きました。
中のパーツはあまり変わらない。
中の構造自体は、ほぼほぼ共通。
外装のサイズとフタの留め方が違うだけで、
全く違うお財布となり、発展性があるな…
と感じさせる仕上がりのお財布達でした。
まずは、
エスペディエンテの定番『三つ折り財布』を。
タンニンレザーのシボ革「アリゾナ」の革色パープル×革色トープの
ツートーンでお作りさせて頂きました。
お客様は、ゴールドのホックとロゴをお選びになり、
クラシカルな印象に★
エスペディエンテ定番『三つ折り財布』ブログ記事は コチラ≫≫≫
また、
定番『三つ折り財布』にアレンジを加えたご依頼も…。
素朴な感じよりも、エレガントなイメージで。
…というリクエストを頂き、
お作りさせて頂きました、
ダブルホックの『三つ折り財布』です。
外装も内装も「ドイツシュリンク」を使用しております。
ドイツシュリンクの革色トープに、
チラリと白の差し色は、ゴートレザーの「シュリー」です。
ドイツシュリンクの柔らかさ、モチモチとした質感と柔軟性が、
良い手触りのお財布に仕上がりました。
良き雰囲気になるように、型紙の修正の段階では、
フタの長さに悩みました。
当初のイメージよりも、少し長めのフタに。
そして、ダブルホックのくるみボタンが、
可愛いも。エレガントさも。
どっちも! …という感じに、
良きアクセントになっております。
最後は、
定番『三つ折り財布』の構造を元に、
お客様のご希望を伺いお作りさせて頂いた、
「差し込みベロ」のバージョンです!
使用した革は、外装「ドイツシュリンク」のグレー色。
内装はゴートレザーの「シュリー」のデューク色×デニム色。
外装と内装で、質感の異なるクロムレザーを使用しております。
革のセレクトもお客様のこだわりですが、
お財布の構造につきましても、こだわりたっぷりです!
お財布自体の幅が大きくなっても良いから、
カード入れポケットを一段追加して欲しい!
小銭入れは、見易い構造が良いです!
…ということで、
小銭入れは、マチが大きく開く構造をご提案させて頂きました。
三つ折れするマチの構造で、
口元が大きく開き、小銭入れの中が見易い、
新たな型を起こしました。
そして、
お財布の口元は、ホックで留めるのではなく、
「差し込みベロ」をご希望されておりました。
実は、、、
お作りする中で、一番悩んだのが、
「差し込みベロ」の長さと位置。
お財布がふくれても留まるし、
だけど長過ぎてもいけないし。
何度も確認しながら、
ベロの長さと位置を導き出しました。
結果、
邪魔にならない。良き長さにおさまったかなと、
感じております。
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