『ギャルソン財布』
オーダー種類 | フルオーダー |
使用皮革 | アリゾナ・シュリー |
お盆期間中ですが、、、
いつもの通り、
アトリエにて静かに製作に向かっております。
静かに雨音を聞きながら、
ラジオから流れる大雨情報に耳を傾けております。
肌寒いお盆。一瞬、季節を忘れてしまいそうです。
さて、この夏は色々なお財布に取り組ませて頂いております。
8月後半には、3パターンの『三つ折り財布』作る予定でおります。
大容量のたっぷりサイズ!
『ギャルソン財布』をフルオーダーにて、お作りさせて頂きました。
『ギャルソン財布』の小銭入れの構造と、
カードを縦に入れ収納するポケットが欲しいんです!
と、お客様よりフルオーダーでのご依頼でした。
エスペディエンテの定番アイテムには無い構造のお財布でしたので、
まずは、実寸大サンプルを作り、
仕上がりイメージをより具体的に、
お客様にご確認頂きました。
サンプルをご確認頂き、
仕上がりをよりリアルに感じて頂くことで、
細かな修正点のお打ち合わせをさせて頂き、
本製作へと取り組みました。
メインの革素材は、アリゾナの革色キャメル。
縦入れのカード入れは、シュリーの革色イエロー。
性質の異なる革を組み合わせることで、
互いに引き立て合い、
より一層、オーダーメイドの特別感が増しております。
カードの収納ポケットの数は、、、
縦入れポケット7枚分×2列=14枚
横入れポケット 6枚 と 2枚
合計で→ 22枚分のカードポケットがございます!
そして、小銭入れ中などの、
裏貼りには、レーヨン素材を使用しております。
フルレザーでも出来ましたが、
重たくなるし、ゴツくなるし、硬くなるし。
女性がお使いになるお財布でしたので、
出来るだけ薄く、重量感も意識しました。
重量が重たいお財布にしたくなかったので、
革とレーヨンのコンビネーションで、
お作りさせて頂きました。
レーヨンという異素材を組み合わせているので、
今回は「ヘリ返し」の仕立てにて、まとめました。
「ヘリ返し」は、
コバの薄い所、厚い所もある中で、
均一にヘリが返せるように、心掛けて取り組みました。
お客様にとっての
こだわりが
もうひとつ!
ギャルソン財布の小銭入れ。
小銭入れのマチのライン取り、
パーツのカタチに一番悩みました。
どこで折れて、
どこからこのラインを削り、
どこから変形させていくのか。
正解があるわけでは無いけれど、
こーなっていれば機能するし、
ひずみが少なく仕上がるな。と。
そして、ホックも、、、
お財布に最大枚数のカードや、
お金をいれても、
無理なく、ひずみ無く閉まる。
ホックの位置出しも悩みましたが、
ちょうど良い位置にホックを配置できたかなと。
良かった。
そして、、、
お客様もご満足して喜んで下さり、
すごく良かった!!
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